Lenovo ThinkPad X250
Lenovo ThinkPad X250 は Lenovo ThinkPad X240 の後継機です。主な違いはタッチパッドマウスの上部にある物理的な TrackPoint ボタンや Intel CPU の Broadwell などです。
テスト構成
機能 | 構成 |
---|---|
システム | X250 |
CPU | Intel(R) Core(TM) i5-5200U CPU @ 2.20GHz |
グラフィック | Intel HD 5400 - Broadwell |
メモリ | 8 GB |
ディスク | 180 GB ソリッドステートドライブ Opal 2.0 - XCapable |
ディスプレイ | 12.5" IPS FHD (1920x1080) non-touch |
無線 | Intel Corporation Wireless 7265 |
内蔵バッテリー | 9 Cell |
追加の接続バッテリー | 6 Cell 19+ |
バックライトキーボード | Yes |
ThinkLight | No |
指紋スキャナ | Yes |
Bluetooth | Yes |
カメラ | Yes |
システム設定
マウス
タッチパッドとトラックポイントは特に設定しなくても動作しますが、トラックポイントの物理ボタンは動作しません。xf86-input-synaptics をインストールする必要があります。
最新カーネルをインストールしたくない場合、Linux 3.19.2-ARCH 向けの対応方法があります。options psmouse proto=imps
を /etc/modprobe.d/x250.conf
に追加することで、パッチが必要な TrackPoint 用のプロトコルではなく、もっと基本的なプロトコルをマウスモジュールで使用することができます。タッチパッドやマウスが一つのデバイスとして扱われますが、synaptics はサポートされていません。2本指のスクロールを使いたい場合、新しいモジュールをインストールするか、壊れた TrackPoint ボタンで何とかする必要があります。
指紋
指紋リーダーは fprintd を使うことで機能します。
バックライトとキーボード
バックライトを機能させるには、options thinkpad_acpi force-load=1
を /etc/modprobe.d/x250.conf
に追加します。これによって thinkpad_acpi モジュールが強制的にロードされ、xorg-xbacklight パッケージによってバックライトを制御したりメディアキーを使用することが可能になります。
サウンドとボリューム制御
acpid と alsa-utils をインストールして、ボリュームボタンでボリュームを変更するようにマッピングしてください。例:
/etc/acpi/events/volumemute
event=button/mute action=amixer -c 1 sset Master toggle -q
/etc/acpi/events/volumedown
event=button/volumedown action=amixer -c 1 sset -M Master 5%%- unmute -q
/etc/acpi/events/volumeup
event=button/volumeup action=amixer -c 1 sset -M Master 5%%+ unmute -q
/etc/acpi/events/mutemic
event=button/f20 action=amixer -c 1 sset Mic toggle -q
PulseAudio と pavucontrol でもボリュームを調整することができます。
Bluetooth
Bluetooth は bluez と gnome-bluetooth で問題なく動作します。