Airvpn
AirVPN は OpenVPN による VPN で、ネットワークの中立性やプライバシーを主張して検閲に反対している活動家・ハクティビストによって運営されています。
OpenVPN をクライアントとして AirVPN サーバーに接続するように設定
サーバーとクライアントの設定、鍵や証明書の生成については OpenVPN に解説があります。
サードパーティの VPN サービスによって提供されている証明書を openvpn で使用するだけなら、公式リポジトリの openvpn パッケージをインストールするだけで十分です。
アカウントを作成してログインすれば Airvpn で設定を生成することができます。サーバーとポート、プロキシ設定を選択することができ、証明書と設定が含まれている zip ファイルをダウンロードすることが可能です。
圧縮された air.zip には4つのファイルが入っています:
air.ovpn ca.crt user.crt user.key
/etc/openvpn
にファイルを展開してください:
# bsdtar -C /etc/openvpn -xf ~/air.zip
user.key
は秘密鍵です。他人と共有してはいけません。
air.ovpn
を開いて以下の行を確認します:
ca "ca.crt" user "user.crt" key "user.key"
上記の設定ではファイルを air.ovpn
と同じディレクトリに置くことになっています。別のディレクトリに移動する場合、air.ovpn
に新しいパスを絶対パスで設定してください。
ファイルのパーミッションを設定して zip を削除:
# chmod 400 air.ovpn ca.crt user.crt user.key # shred --remove ~/air.zip
スーパーユーザーで openvpn に設定ファイルを指定:
# openvpn --config /etc/openvpn/air.ovpn
長い長い接続ログが表示され、上手く行けば最後に以下のように表示されます:
Sat Jan 21 02:16:47 2012 Initialization Sequence Completed
openvpn はバックグラウンド化することが可能です:
CTRL-Z [1]+ Stopped sudo openvpn --config /etc/openvpn/air.ovpn bg sudo openvpn --config /etc/openvpn/air.ovpn &
トラブルシューティング
カスタムカーネルを使っている場合、OpenVPN に書かれているように、OpenVPN を使うには TUN/TAP モジュールを有効にする必要があります。デフォルトカーネルでは最初から有効になっています。
ファイルのパーミッションが400の場合、openvpn を root で実行する必要があります。通常ユーザーで実行すると "Error opening configuration file" というエラーが表示されます。
他の問題については OpenVPN を参照。
設定例
サンプル設定プロファイルは /usr/share/openvpn/examples/
に存在します:
############################################## ## Air VPN | https://airvpn.org | OpenVPN Client Configuration ############################################## client dev tun proto tcp remote 123.123.1.147 443 resolv-retry infinite nobind persist-key persist-tun ca "ca.crt" cert "user.crt" key "user.key" ns-cert-type server cipher AES-256-CBC comp-lzo verb 3