Acer C720 Chromebook

提供: ArchWiki
2014年11月16日 (日) 22:09時点におけるKusakata (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

関連記事

警告: この記事ではサードパーティ製のスクリプトなどを使用するため、ハードウェアやデータに修復不可能なダメージを与える可能性があります。自己責任で使用してください。

Acer C720 Chromebook (そして最近の chromebook) には"レガシーブート"モードが存在し Linux や他のオペレーティングシステムを簡単に起動することができます。このレガシーブートモードは coreboot の SeaBIOS ペイロードによって提供されています。SeaBIOS がディスクの MBR に起動する伝統的な BIOS のように振る舞い、そこから Syslinux や GRUB などの標準のブートローダーを起動します。

インストール

Chromebook のページを開いて、イントロダクションを読んでそれからインストールガイドに従って下さい。

インストール後の設定

全 Chromebook で共通のインストール後の設定 (ホットキー、power キーの処理) については Chromebook ページのインストール後の設定を見て下さい。

タッチパッドの設定

  • Xorg のタッチパッドの設定ファイルを編集する

以下のように Xorg にタッチパッドの設定を追加することでユーザビリティが向上します (タッチパッドの精度が上がります):

/etc/X11/xorg.conf.d/50-cros-touchpad.conf
Section "InputClass" 
    Identifier      "touchpad peppy cyapa" 
    MatchIsTouchpad "on" 
    MatchDevicePath "/dev/input/event*" 
    MatchProduct    "cyapa" 
    Option          "FingerLow" "10" 
    Option          "FingerHigh" "10" 
EndSection

タッチパッドの右下の領域を使う"右クリック"を止めたい場合は、/etc/X11/xorg.conf.d/50-cros-touchpad.conf の以下のセクションをコメントアウトしてください (この設定をしても右クリックは2本指のクリックで可能です):

/etc/X11/xorg.conf.d/50-cros-touchpad.conf

Section "InputClass"
    Identifier      "touchpad peppy cyapa"
    MatchIsTouchpad "on"
    MatchDevicePath "/dev/input/event*"
    MatchProduct    "cyapa"
    Option          "FingerLow" "8"
    Option          "FingerHigh" "16"
    Option "SoftButtonAreas" "0% 0 0% 0 0 0 0 0"
    Option "AreaBottomEdge" "0%"
EndSection

WLAN と BT のパフォーマンスを向上させる

C720 には AR9462 WLAN+BT チップが載っています。Bluetooth と WiFi は 2.4GHz を利用することがあり、相互干渉する可能性があります。bluetooth の coexistence を有効にすることでカードのパフォーマンスを向上させることが可能です。さらに、省電力モードやアンテナダイバーシティを有効にすることで電力の消費を減らしたりパフォーマンスをブーストさせることができます:

/etc/modprobe.d/ath9k.conf
options ath9k btcoex_enable=1 ps_enable=1 bt_ant_diversity=1

フタを閉じるときにサスペンドから復帰してしまう問題の修正

C720 のフタを閉じる時、ディスプレイの上部がタッチパッドに触れてしまうことがしばしばあります。これによってサスペンドからコンピューターが復帰してしまうという問題が起こります。タッチパッドによって復帰しないように変更するには、次を実行:

# echo TPAD > /proc/acpi/wakeup

現在の状態を確認するには:

# cat /proc/acpi/wakeup | grep TPAD

書き込み保護ネジの場所

  • 12本のネジと保証シールの下にあるネジを抜いてノートパソコンの底部パネルを取り除いて下さい。
  • 背部のプラスチックを分離します。
  • 書き込み保護ネジをマザーボードから完全に取り外して下さい。この写真 で「7」とマークされているネジです。

既知の問題

参照