OpenVAS
OpenVAS は Open Vulnerability Assessment System の略で、グラフィカルなユーザーフロントエンドなどのツールが付属しているネットワークセキュリティスキャナです。リモート環境やアプリケーションのセキュリティ問題を検出するネットワーク脆弱性テスト (NVT) が集められたサーバーがコアになります。
インストール
openvas パッケージグループをインストールしてください。グループには openvas-cli[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror] コマンドライン omp
インターフェイスと gsad
デーモンを使用する greenbone-security-assistant ウェブインターフェイスが含まれています。
初期設定
サーバーの証明書を作成してください、デフォルト値を選択します:
# openvas-mkcert
クライアントの証明書を作成:
# openvas-mkcert-client -n -i
プラグインと脆弱性データをアップデート:
# openvas-nvt-sync # openvas-scapdata-sync # openvas-certdata-sync
スキャナサービスを起動:
# systemctl start openvas-scanner
データベースを再生成:
# openvasmd --rebuild --progress
管理者ユーザーアカウントを追加、パスワードをコピーしてください:
# openvasmd --create-user=admin --role=Admin
インストール後の設定
OpenVAS redis configuration に書かれているように redis を設定してください。/etc/redis.conf
で以下を編集します:
unixsocket /var/lib/redis/redis.sock unixsocketperm 700 port 0 timeout 0
/etc/openvas/openvassd.conf
を作成、以下を追加してください:
kb_location = /var/lib/redis/redis.sock
最後に redis
を再起動してください:
# systemctl restart redis
使用方法
openvasmd
デーモンを起動:
# openvasmd -p 9390 -a 127.0.0.1
Greenbone Security Assistant WebUI を起動 (任意):
# gsad -f --listen=127.0.0.1 --mlisten=127.0.0.1 --mport=9390
ウェブブラウザで http://127.0.0.1 を開いて管理者ユーザーでログインしてください。
Systemd
openvas-systemdAUR という名前の AUR パッケージに Redhat による systemd ユニットが入っています。より良い TLS 設定なども入っています。
メジャーバージョンのアップデート
新しいメジャーバージョンにするときはデータベースの移行が必要です:
# openvasmd --migrate --progress
参照
- OpenVAS - 公式 OpenVAS ウェブサイト。