qutebrowser
qutebrowser は軽量で vim ライクなキーボード操作ができる PyQt5 と QtWebKit ベースのブラウザです。
インストール
qutebrowser または qutebrowser-gitAUR パッケージをインストールしてください。
基本的な使い方
コマンドプロンプトを出すには :
を使います。Tab
で自動補完が効きます。
qutebrowser を初めて起動した場合、クイックスタートページが表示されます。クイックスタートは :help
でいつでも開けます。キーボードショートカットは チートシート を見てください。
ユーザー設定
qutebrowser の設定ファイルは $XDG_CONFIG_HOME/qutebrowser/
にあります。メインの設定は qutebrowser.conf
ファイルに記述されており、ini ファイルのようにセクションでまとめられています。例えば、(コメントによって説明されているように) [searchengines]
の下には検索エンジンを設定することができます。ArchWiki を検索するショートカットを追加したいときは、以下の2行を追加してください:
archwiki = https://wiki.archlinux.jp/?search={} aw = ${archwiki}
これで、qutebrowser で ArchWiki の記事を検索することができるようになります。:open aw qutebrowser
と入力すればこのページが開かれるはずです。標準設定では o
で :open
を置き換えるようにキーマップが設定されているので、o aw your_search_term
と入力することで ArchWiki を素早く検索できます。検索を実行するには検索エンジンを指定するために引数が必要です。例えば Google を設定するには以下を使います:
google = https://www.google.com/search?hl=en&q={} g = ${google}
キーバインド
キーバインドは $XDG_CONFIG_HOME/qutebrowser/keys.conf)
にあります。
:bind key command
コマンドで直接ブラウザからキーバインドを編集してもかまいませんし、ファイルからキーバインドを編集することも可能です。初めから、大漁、盛りだくさんのキーバインドが設定されています。キーバインドにラグが感じられる場合、他のキーバインドが同じキーを使っているのが原因です。
動画の再生
ブラウザプラグイン#マルチメディアの再生を見てください。
ヒントとテクニック
実験的な webengine バックエンドを使用する
セキュアな webengine バックエンドを使用したい場合、--backend
フラグを使ってください:
$ qutebrowser --backend webengine