Logrotate
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https://github.com/logrotate/logrotate より:
- ログファイルが大量に生成されるシステムで、ログファイルの管理を簡単にするために logrotate ユーティリティは作られました。Logrotate はログファイルの自動的なローテーション圧縮や削除、メール送信などを可能にします。Logrotate を設定することで、ログファイルを毎日毎周毎月ごとに管理したり、特定のサイズまで達した時の動作を決められます。
logrotate のローテーションでは、既存のログファイルに数字を割り振って名前を変更し、元の空のログファイルを再作成します。例えば、/var/log/syslog.log
は /var/log/syslog.log.1
に名前が変更されます。/var/log/syslog.log.1
が既に存在する場合、名前は /var/log/syslog.log.2
に変更されます (バックログの数は設定で変えられます)。
目次
インストール
Logrotate は logrotate パッケージでインストールできます。
デフォルトでは、logrotate は systemd タイマーによって毎日動作します: logrotate.timer
。
設定
logrotate の一番重要な設定ファイルは /etc/logrotate.conf
です。また、/etc/logrotate.d
ディレクトリには他の設定ファイルが含まれています。
logrotate が正しく動作するか確認するには、以下のコマンドを実行してください。デバッグ出力が生成されます:
# logrotate --debug /etc/logrotate.conf
logrotate スクリプトをテストするには (例えば /etc/logrotate.d
ディレクトリの nginx スクリプト)、以下のように実行してみてください:
# logrotate -f -v /etc/logrotate.d/nginx
ログの圧縮
zstd
のようなコマンドを使って、ログローテーション時にログを圧縮することが出来ます。
/etc/logrotate.conf
compress compresscmd /usr/bin/zstd compressext .zst compressoptions -T0 --long uncompresscmd /usr/bin/unzstd
詳細はlogrotate.conf(5)や zstd を確認して下さい。
使用方法
logrotate は通常、systemd サービスを介して実行されます。: logrotate.service
logrotate を手動で実行するには:
logrotate /etc/logrotate.conf
単一のログファイルをローテートするには:
logrotate /etc/logrotate.d/mylog
設定ファイルの実行をシミュレーションするには(dry run):
logrotate --debug /etc/logrotate.d/mylog
条件が満されていない場合でも強制的にローテートするには、次のコマンドを実行します:
logrotate -vf /etc/logrotate.d/mylog
詳細については、logrotate(8) を参照してください。
トラブルシューティング
exim のログがローテーションされない
/etc/logrotate.conf
に olddir
変数を設定した場合、以下のようなメッセージが表示されます:
error: failed to rename /var/log/exim/mainlog to /var/log/old/mainlog.1: Permission denied
この問題を修正するには、ユーザー exim
をグループ log
に追加してください。そして olddir
(/var/log/old
) のグループをデフォルトの root
から log
に変更してください。
logrotate の状態を確認
cat /var/lib/logrotate.status
を実行することで logroate によってローテートされているファイルを確認できます:
# cat /var/lib/logrotate.status
"/var/log/mysql/query.log" 2016-3-20-5:0:0 "/var/log/samba/samba-smbd.log" 2016-3-21-5:0:0 "/var/log/httpd/access_log" 2016-3-20-5:0:0
親ディレクトリに安全でない権限があるためログをスキップする
どのユーザーとどのグループが /etc/logrotate.d/job
を実行する必要があるかを構成で設定します。
file-to-be-rotated { su user group rotate 4 }