Newsboat

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プロジェクトのウェブページ より:

Newsbeuter はテキストターミナル用のオープンソースの RSS/Atom フィードリーダーです。Linux, FreeBSD, macOS などの Unix ライクなオペレーティングシステムで動作します。Newsbeuter は設定が自由自在で優れた機能を多数備えていることから、全てキーボードで動作できる高速かつスマートなフィードリーダーを望んている人にうってつけです。

インストール

newsbeuter は公式リポジトリからインストールできます。開発版は newsbeuter-gitAUR パッケージでインストールできます。

使用方法

インストールしたら、コマンドラインから newsbeuter を起動することができます:

newsbeuter

ナビゲーションはとてもわかりやすいものになっています。キーバインディングの完全なリストは man ページを見るか、newsbeuter の中から ? キーを押して下さい。

警告: フィードを設定しないと newsbeuter を起動することはできません。フィードの追加方法は次のセクションである #フィードの管理 を見て下さい。
ノート: キーバインディングの設定は変えられます。#設定 を見たり、man ページに載っているバインド出来る機能のリストを見て下さい。

フィードの管理

フィードの追加・削除・タグ管理は全て urls ファイルの編集で行います。デフォルトでは ~/.newsbeuter/urls に存在します。

フィードの追加・削除

URL を追加するには、~/.newsbeuter/urls をお好きなテキストエディタで開いて、一行ごとに URL を追加します:

http://rss.cnn.com/rss/cnn_topstories.rss
http://newsrss.bbc.co.uk/rss/newsonline_world_edition/front_page/rss.xml

ユーザー名/パスワードを入力しないとアクセスできない URL を追加するときは、以下のようにしてユーザー名/パスワードを指定します:

http://username:password@hostname.domain.tld/feed.rss

ユーザー名とパスワードが流出しないように、~/.newsbeuter/urls には適切なパーミッションを設定してください。

また、Newsbeuter は URL に含まれているユーザー名とパスワードをユーザーインターフェイスに表示しません。ユーザー名に @ が含まれる場合、ユーザー名・パスワードとホスト名を区切る @ と区別が付くように %40 を使ってください。

ローカルのファイルをフィードとして設定することもでき、その場合はローカルパスの前に file:// を付けて ~/.newsbeuter/urls ファイルに追加します:

file:///var/log/rss_eventlog.xml

フィードを削除したいときは、urls ファイルからそのフィードの行を消して下さい。

フィードのタグ管理

全てのフィードにはタグを割り当てることができます。タグ付けすることでフィードのカテゴライズが簡単になるだけでなく、一度に複数のフィードを対象としてコマンドを適用することができるようになります。

通常、~/.newsbeuter/urls ファイルには一行ごとに一つの RSS フィードの URL を記述します。RSS フィードにタグを付けるには、スペースやタブなどの空白で区切って、単語を後ろに付け加えて下さい。タグの中に空白を入れたいときは、タグをクォート (") で括って下さい (下の例を参照)。例:

http://blog.fefe.de/rss.xml?html interesting conspiracy news "cool stuff"
http://rss.orf.at/news.xml news orf
http://www.heise.de/newsticker/heise.rdf news interesting

上記のように設定したら、newsbeuter を起動してから t を押すことでタグを選択できます。"news" タグを選択した場合、3つの RSS フィード全てが表示されます。もう一度、t を押して "conspiracy" タグを選択すると、http://blog.fefe.de/rss.xml?html の RSS フィードしか表示されなくなります。Ctrl-T を押すとタグの選択が解除され、全ての RSS フィードが表示されるように戻ります。

特殊なタグ

フィードのカスタム名称

urls ファイルで特殊なタグを使うことでフィードの名前を定義することができます。タグの名前の前に ~ 記号を付けると、タグの名前がフィードの名前になります。例:

http://rss.cnn.com/rss/cnn_topstories.rss "~CNN Top stories"

上記の設定で "CNN Top stories" がフィードの名前として定義されます。

非表示フィード

タグの名前の前に ! を付けることで、そのフィードを通常のフィードのリストから非表示にすることができます。例:

http://rss.orf.at/news.xml "!ORF News (hidden)"

非表示フィードのコンテンツは query しないかぎり表示されません。

設定

設定ファイルで設定できる newsbeuter の挙動も存在します。設定ファイルはデフォルトで ~/.newsbeuter/config にあります。この設定ファイルは以下のような形式で記述されます:

<config-command> <arg1> ...

設定ファイルにはコメントも付けられます。コメントの先頭には # 記号をつけて、以下行末までコメントになります。空白が含まれた設定引数を入力する必要があるときは、クォート " を使って引数全体を括って下さい。外部コマンドの出力を設定に組み入れることも可能です。バッククォート ` で囲まれたテキストはシェルコマンドとして評価され、その場所にはコマンドの出力が入ります。Bourne 互換シェルのバッククォートと同じように使うことができ、外部の情報を設定の中で使えるようになっています。

設定例は [1][2] を見て下さい。

ノート: 設定コマンドの完全なリストは、man ページを見て下さい。

ヒント

フィードの自動リロード

cronsystemd を使うことで自動的にフィードをリロードすることができます。crontab に行を追加するか、systemd のサービス/タイマーのコンボを作って以下のコマンドを実行してください:

/usr/bin/newsbeuter -x reload

もしくは、以下の設定をすることで Newsbeuter の起動時にフィードを全て自動的にリロードするように設定することもできます:

auto-reload yes

上記の設定をすると、Newsbeuter は定期的に自動リロードを行います。デフォルトでは60分に設定されています。自動リロードの間隔は以下のように設定できます:

reload-time <desired number of minutes>

記事の URL を外部のコマンドに渡す

外部のコマンドに記事の URL を渡すハックです。newsbeuter で記事を開くときのブラウザを設定する macro を使って他のコマンドのパスを利用して、その後、元の macro に戻します。

例えば、youtube のチャンネルを購読して mpv で動画を開きたい場合、以下のように設定します:

macro y set browser "mpv %u"; open-in-browser ; set browser "elinks %u"
ノート: マクロを使うときは、まず , キーを押してからキーバインドを押して下さい。上の例の場合、, + y と入力します。

トラブルシューティング

Newsbeuter が起動しない

何もフィードを設定していないと Newsbeuter は起動しません。以下のようなエラーが表示される場合:

Error: no URLs configured. Please fill the file /home/ak/.newsbeuter/urls with RSS feed URLs or import an OPML file.

#フィードの管理 を見て URL を追加してください。

上記が問題ではない場合、おそらく newsbeuter の別のインスタンスが実行中です。Newsbeuter はデータベースにロックをかけるため一度にデータベースにアクセスできるインスタンスは一つのみとなっています。そのため、インスタンスを2つ開こうとしてもできません。

参照