Prey
Prey はコンピュータが盗まれたときに位置を確認することができる bash スクリプトセットです。
このガイドでは Prey をインストールする方法を説明します。
インストール
AUR から prey-node-clientAUR をインストールしてください。
設定
/etc/prey/prey.conf
を編集してデバイスキーと API キーを追加してください。どちらも Prey のコントロールパネルに記載されています。もしくは GUI を使ってアカウントを設定してください。
設定が正しいことを確認するには prey config activate
を prey ユーザーとして実行します。
インストーラーは systemd サービスの prey-agent を自動的に有効にして Prey を起動時に実行するように設定します。サービスがロード・実行されているかどうかは # systemctl | grep prey-agent
で確認できます。
プラグイン
プラグインを有効化・無効化するには、prey config plugins
を実行してください。有効化・無効化する方法と利用可能なプラグインを読むことができます。
GUI 設定
prey config gui
コマンドを使うことで GUI で prey を設定することができます:
# prey config gui
スタンドアロンモード
url-trigger と report-to-inbox プラグインを有効にすることでスタンドアロンの prey クライアントをセットして、URL が特定のステータスコードを返したときにメールで報告するように設定できます。
トラブルシューティング
トラブルシュートするには、次を実行:
$ prey config check
また、Prey が起動時に実行されるように systemd サービスの prey-agent.service が有効になっていることを確認してください。
レポートに含まれているウェブカメラの画像が受信できない場合、公式リポジトリから xawtv をインストールしてください。
ビープ音が鳴る
scrot がインストールされている場合、session
モジュールが有効になっていると prey は scrot を使ってスクリーンショットを取得します。うっとうしいことに、スクリーンショットが撮られる度に scrot はビープ音を発します。ビープ音を無効化するには、/usr/share/prey/modules/session/core/run
の最初に xset -b
を追加してください。
バグ
SMTP パスワードが設定されている場合、"email" post_method を使用したときにエラーが表示されるバグがバージョン 0.5.3 には存在します。ただし、--check オプションを付けずに通常通りに実行したときは問題なく動作します。