モデムに直接接続

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この記事では内蔵モデムやブリッジモードの外付けモデムを使って、Arch Linux マシンからインターネットに直接接続する方法を説明しています。

ダイアルアップの問題に対処できる開発者の数が少ないため、電話回線を使って Arch をインターネットに接続したい場合、色々と手動で設定をする必要があります。可能な限り、Arch マシンのデフォルトゲートウェイとして使うことができる専用のルーターをセットアップするようにしてください。

アナログモデム

Hayes 互換の、外付けアナログモデムを使用するには、少なくとも ppp パッケージをインストールしなくてはなりません。man pppd の説明を読んで、必要に応じて /etc/ppp/options ファイルを編集するようにしてください。初期接続が確立した後に ISP にユーザー名とパスワードを伝えるための chat スクリプトを定義する必要があります。pppd と chat の man ページにサンプルが用意されており、準備ができたら接続を立ち上げることができます。udev では、シリアルポートは大抵 /dev/tts/0/dev/tts/1 になります。

ヒント: #ダイヤラを使用しないでダイアルアップ を読んで下さい。

pppd と悪戦苦闘するのを避けて、セットアップを楽にしてくれる wvdial などのツールをインストールすることも可能です。内蔵のアナログモデムとして動作する PCI プラグインカードである、いわゆる WinModem を使用するなら、LinModem のホームページにたくさん情報が載っているのでよく読みましょう。

ISDN

ISDN の設定は3段階で行います:

  1. ハードウェアのインストールと設定。
  2. ISDN ユーティリティのインストールと設定。
  3. ISP の設定を追加。

ハードウェアのインストールと設定

現在 Arch の標準カーネルには必要な ISDN モジュールが含まれているため、よっぽどレアな ISDN ハードウェアを使うのでない限り、カーネルをリコンパイルする必要はありません。マシンに ISDN カードを物理的にインストール、または USB の ISDN 機器を接続したら、カーネルモジュールをロードしてみて下さい。ほぼ全ての ISDN PCI カードは hisax モジュールによって処理されます。このモジュールは2つのパラメータを必要とします: type と protocol です。protocol に設定する値は:

  • '1' 1TR6 標準を使用する場合。
  • '2' EuroISDN (EDSS1) を使用する場合。
  • '3' D チャネルを利用しない、いわゆる専用回線を使用する場合。
  • '4' US NI1 の場合。

設定の詳細情報はカーネルドキュメント、特に isdn サブディレクトリに含まれており、オンラインから見ることができます。type パラメータは使用するカードに合わせて設定します。type に設定できる値のリストが README.HiSax カーネルドキュメントにあります。以下のように適切なオプションを使用し、あなたのカードを選択して modprobeモジュールをロードして下さい:

# modprobe hisax type=18 protocol=2

上記のコマンドで ELSA Quickstep 1000PCI 用の hisax モジュールが、ドイツで使われている EDSS1 プロトコルでロードされます。/var/log/everything.log ファイルで有用なデバッグ出力を読むことができます。カードの使用の準備がされていると書かれているはずです。場合によっては外付けの USB ISDN アダプタを使用する前に USB モジュールをロードする必要があるので注意してください。

特定の設定でカードが動作することを確認できたら、モジュール/etc/modprobe.d/ に追加することで起動時にロードされるようになります:

/etc/modprobe.d/isdn.conf
alias ippp0 hisax
options hisax type=18 protocol=2

設定したらハードウェアが動作するようになるはずです。後必要なのは使用するためのユーティリティだけです。

ISDN ユーティリティのインストールと設定

isdn4k-utils[リンク切れ: パッケージが存在しません] パッケージをインストールして isdnctrl の man ページを読んでください。isdnctrl によってパースされる設定ファイルの作成方法やセットアップ例などが載っています。US NI1 を使用する場合、コロンで区切られる MSN の設定に SPID を追加する必要があるので注意してください。

After you have configured your ISDN card with the isdnctrl utility, you should be able to dial into the machine you specified with the PHONE_OUT parameter, but fail the username and password authentication. To make this work add your username and password to /etc/ppp/pap-secrets or /etc/ppp/chap-secrets as if you were configuring a normal analogous PPP link, depending on which protocol your ISP uses for authentication. If in doubt, put your data into both files.

If you set up everything correctly, you should now be able to establish a dial-up connection with:

# isdnctrl dial ippp0

If you have any problems, remember to check the logfiles!

DSL (PPPoE)

These instructions are relevant to you only if your PC itself is supposed to manage the connection to your ISP. You do not need to do anything but define a correct default gateway if you are using a separate router of some sort to do the grunt work.

DSL オンライン接続を使用する前に、DSL モデムに接続するネットワークカードをコンピュータに物理的にインストールする必要があります。新しくインストールしたネットワークカードのカーネルモジュールをロードしたら、rp-pppoe パッケージをインストールしてから pppoe-setup スクリプトを実行して接続を設定してください。全てのデータを入力したら、次のコマンドで回線を接続することができます:

# systemctl start adsl

次のコマンドで切断できます:

# systemctl stop adsl

The setup is usually easy and straightforward, but feel free to read the manpages for hints.

If you want to automatically 'dial in' at boot, issue command

# systemctl enable adsl

or

# systemctl disable adsl

to remove auto 'dial in' at boot.

ダイヤラを使用しないでダイアルアップ

pon/poff, wvdial, kppp などのダイアラソフトウェアを使わずに直接 pppd を実行することができます。X サーバーが終了しても接続を保持することができ、とてもシンプルです。

  • /etc/ppp/options をバックアップ:
# mv /etc/ppp/options /etc/ppp/options.old
  • 以下のテンプレートを使って新しい /etc/ppp/options を作成:
lock
modem
debug
</dev/DEVICE>
115200
defaultroute
noipdefault
user <USERNAME>
connect 'chat -t60 \"\" ATZ OK ATX3 OK ATDT<NUMBER> CONNECT'

</dev/DEVICE> は使用しているモデムデバイスに置き換えてください。他のオペレーティングシステムにおけるデバイスとの比較として以下の表を見てください:

Windows        GNU/Linux
 COM1   -->   /dev/ttyS0
 COM2   -->   /dev/ttyS1
 COM3   -->   /dev/ttyS2
 ...

Edit to point device to your modem device, to use your dial-up account username, and to dial your ISP's number after the ATDT. You can disable call waiting using ATDT 70,15555555 (in North America, anyway). You may also wish to edit the dialer commands; search for information on how to do this. If your ISP uses CHAP, then the next file is chap-secrets.

"USERNAME" * "PASSWORD"
  • Now you are ready to connect. Connect (as root) using pppd /dev/modem (or whatever device your modem is connected as).

To disconnect, use killall pppd.

If you wish to connect as user, you can use sudo. Configure sudo to call the above commands for your user, and you can use the following aliases in your ~/.bashrc (or /etc/bash.bashrc for system-wide availability):

alias dial='sudo /usr/sbin/pppd /dev/modem'
alias hang='sudo /usr/bin/killall pppd'

Now you can connect by running dial from a terminal and disconnect with hang.