DeveloperWiki:ツールチェーンのメンテナンス
このページは Arch Linux でツールチェーンをブートストラップすることに関する全ての情報を含むことを意図していて、 予期されるあらゆる問題や、重要なツールチェーンパッケージの新しいバージョンがリリースされたときのビルドの順番の ドキュメントを提供することを含みます。
ツールチェーンのビルド順は以下です:
linux-api-headers -> glibc -> binutils -> gcc -> binutils -> glibc
Linux Api Headers
linux-api-headers により提供されます。
これはツールチェーンの一番目のステップです。
GNU C Library
glibc により提供されます。
ツールチェーンの二番目のステップで、新しい gcc がリビルドされた後にリビルドする必要もあります。
so のバージョンの変更に関わらず、新しい glibc の後にリビルドを必要とする、valgrind のようなパッケージもあります。
GNU Binutils
binutils により提供されます。
ツールチェーンの三番目のステップで、新しい glibc のリリースと新しい gcc のリリースの後の2回リビルドする必要があります。
GNU Compiler Collection
gcc により提供されます。
ツールチェーンの最後の (または初めの) ステップで、全体のビルドに必要不可欠です。gcc のアップデートは binutils と glibc、 linux 自身や libtool といった他のパッケージのリビルドを必要とします。
カーネルは gcc の設定フラグを詳細に確認します。つまり、パッケージリリースの間で何かフラグが変わった場合、gcc のバージョンが同じでも、 カーネルのリビルドが必要です。