Linux-ck
2021年6月21日 (月) 13:29時点におけるKusanaginoturugi (トーク | 投稿記録)による版 (→Using out-of-tree modules with linux-ck)
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目次
一般的なパッケージの詳細
Linux-ckAUR は AUR や repo-ck の非公式リポジトリにあるパッケージでインストールすることができ、それによって旧 Brain Fuck Scheduler (BFS) を置き換える MuQSS (Multiple Queue Skiplist Scheduler) などを含む Con Kolivas の ck パッチセットがあてられたカーネル/ヘッダーを動作させることが可能です。どんな負担がかかっているときも素晴らしいデスクトップの応答性とレスポンスを得ることができる MuQSS を求める多くの Archer はこのパッケージを使っています。
CK パッチセットはデスクトップ・ノートパソコンでの使用を想定して設計しておりサーバー向けではありません。CPU のコア数が16個以下の環境で低遅延システムを実現します。
リリースサイクル
Linux-ck は公式の ARCH カーネルのリリースサイクルにおおよそ従っています。リリースには以下が必要になります:
- 最新のカーネルバージョンに対応した CK パッチセット
MuQSS についてはこちら
CK が掲載した LKML アナウンスを参照してください。
MuQSS が有効かどうかの確認
MuQSS が有効になっている場合、カーネルのリングバッファにこの起動メッセージが表示さます:
# dmesg | grep -i muqss
MuQSS CPU scheduler v0.120 by Con Kolivas.
MuQSS パッチ適用済みカーネルと systemd
MuQSS が cgroups をサポートしていないと考えるのはよくある間違いです。cgroup は機能しますが、すべてではありません(例: CPU 制限は機能しません)。
linux-ck でのツリー外モジュールの使用
多くのツリー外モジュール(broadcom-wl、nvidia、virtualbox など) は DKMS を使って簡単にコンパイルおよび管理できます。