NTFS
Wikipedia より:
- NTFS (New Technology File System) は、Microsoft が開発した独自のジャーナリングファイルシステムです。 Windows NT 3.1以降、これは WindowsNT ファミリのデフォルトのファイルシステムです。
Linux 5.15 以降、ntfs3 はファイルシステムの読み取りと書き込みをサポートしています。バージョン 5.15 以降の公式サポートカーネルはすべて CONFIG_NTFS3_FS=m
でビルドされているため、これをサポートしています。
5.15 未満のカーネルでは、NTFS の読み取りと書き込みのサポートは NTFS-3G FUSE ファイルシステムによって提供されます。あるいは、ntfs3-dkms を使ってバックポートされた NTFS3 を使うこともできます。
目次
ヒントとテクニック
パフォーマンスの向上
パフォーマンスを向上のために、 いくつかの mount(8) オプションを有効にすることができます。
noatime
– ファイルシステムの操作を高速化できます。prealloc
– 並列書き込み操作の場合の断片化を減らします(HDD に最も役立ちます)。
既知の課題
マウントに必要な明示的なファイルシステムタイプ
ntfs3
をマウントするには、明示的なファイルシステムタイプが必要です。
ファイルシステムをマウントするには、ファイルシステムタイプを ntfs3
と指定します。例えば、mount(8) の -t
/--types
オプションを使用します。
# mount -t ntfs3 /dev/sdxY /mnt
トラブルシューティング
未知のファイルシステムタイプ 'ntfs' です
NTFS をマウントする際に、以下のようなエラーが発生することがあります。
mount: /mnt: 未知のファイルシステムタイプ 'ntfs' です.
#マウントに必要な明示的なファイルシステムタイプ を参照してください。
ntfs
パーティションのデフォルトドライバとして、ntfs3
を使用したい場合、このような udev ルールが役立ちます。
/etc/udev/rules.d/ntfs3_by_default.rules
SUBSYSTEM=="block", ENV{ID_FS_TYPE}=="ntfs", ENV{ID_FS_TYPE}="ntfs3"
ただし、この方法は推奨されず、一部のサードパーティツールを混乱させるがあります。
udisks のサポート
udisks は NTFS3 をサポートしていますが、現時点ではいくつかの問題があります。udisks ntfs3 PR および issue 932 を参照してください。
回避策として、/etc/udisks2/mount_options.conf
の [defaults]
セクションにこのようなオプションを追加してください。
ntfs_defaults=uid=$UID,gid=$GID,noatime,prealloc
ntfs3: Unknown parameter 'windows_names'
#udisks のサポートを参照してください。
参照
- NTFS3 kernel documentation
- NTFS3 Driver FAQ – Paragon Software Group
- NTFS3 performance comparison