Budgie
Budgie はデスクトップ環境で、以前は Solus 内のプロジェクトでしたが、2022年1月に新しく設立された Buddies of Budgie という組織のもとで独立しました。Budgie は、ウィジェットに GTK 3 を用い、C と Vala で記述されています。Budgie 10 の時点では、セッションは Xorg 上でのみ利用可能です。
インストール
最新安定版は budgie-desktop パッケージを、現在の git master ブランチは budgie-desktop-gitAUR をインストールしてください。追加でインストールすべきコンポーネントとして、デスクトップアイコンのサポートの budgie-desktop-view、スクリーンロックのサポートの budgie-screensaver、システム設定の budgie-control-centerAUR があります。Ubuntu Budgie チームにより開発されている追加のアプレットは、budgie-extras パッケージで利用可能ですが、このパッケージは既存の機能を変更し、問題を引き起こす可能性があります。
起動
ディスプレイマネージャから Budgie Desktop セッションを選択してください。あるいは xinitrc に Budgie Desktop を記述してください:
~/.xinitrc
export XDG_CURRENT_DESKTOP=Budgie:GNOME exec budgie-desktop
使用方法
"Raven" という名前のサイドバーで、通知メッセージを表示したり、システムやアプリケーションのボリュームを設定したり、カレンダーを表示したり、現在再生中のビデオや音楽を見たりできます。"Notifications" セクションは Super+N
を押すことで素早く表示でき、パネルの Notifications アプレットをクリックすることでも表示できます。"Applets" セクションは Super+A
を押すことで素早く表示できます。Raven もパネルの "Raven Trigger" アプレットをクリックすることで開くことができ、以前選択していたペインが開きます。
テーマ
Budgie は UI 要素に GTK 3 を使用しているため、多くの GTK テーマが Budgie に対応しています。また、Budgie は、パネルや Raven などの独自の要素に対してのみ適用される組み込みのテーマを同梱しています。これは、Budgie Desktop Settings から切り替えることができます。アイコンテーマとカーソルテーマも、Budgie Desktop Settings から設定することができます。
設定
Budgie Desktop の設定は、組み込みの Budgie Desktop Settings アプリケーションから行います。システム設定の変更は budgie-control-centerAUR から行います。
ボタンレイアウトの変更
ウィンドウボタンのレイアウトは dconf、dconf-editor、gsettings を使って変更できます。
例:
gsettings set com.solus-project.budgie-wm button-layout 'close,minimize,maximize:appmenu' gsettings set com.solus-project.budgie-helper.workarounds fix-button-layout 'close,minimize,maximize:menu'
別のウィンドウマネージャを使う
Budgie は、別のウィンドウマネージャの使用をサポートしていません。