Paperkey
Paperkey は GnuPG 鍵を紙面にエクスポートするコマンドラインツールです。秘密鍵から公開鍵の部分を取り除くことでエクスポートされる鍵のサイズを減らします。Paperkey では秘密鍵を正しくリストアできるか確認することができる CRC-24 チェックサムも出力されます。
目次
インストール
使用方法
バックアップ
GnuPG 鍵のバックアップを作成するには、秘密鍵を paperkey にパイプで渡します:
$ gpg --export-secret-key key-id | paperkey --output paperkey.asc
秘密鍵のリストア
秘密鍵をリストアするには paperkey のデータが入ったファイルと公開鍵が必要です。以下のコマンドを実行すると秘密鍵が ~/.gnupg
にインポートされます:
$ paperkey --pubring public-key.asc --secrets secret-key-paper.asc | gpg --import
もしくは、秘密鍵をファイルにリストアするには:
$ paperkey --pubring public-key.asc --secrets secret-key-paper.asc --output secret-key.asc'
Error: unable to parse OpenPGP packets (is this armored data?)
リストアする際にこのエラーが発生したら、まず公開鍵を dearmor する (アーマー形式からバイナリ形式に戻す) 必要があります:
$ gpg --dearmor public-key.asc'
ヒントとテクニック
秘密鍵を直接印刷
--output
引数を指定しなかった場合、paperkey は stdout
に出力します。中間ファイルを作らずに直接鍵を印刷することが可能です。CUPS をインストールして lpr
にパイプで渡してください:
$ gpg --export-secret-key key-id | paperkey | lpr