Firefox/プライバシー

提供: ArchWiki
2015年10月12日 (月) 20:47時点におけるKusakata (トーク | 投稿記録)による版
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この記事では Firefox ウェブブラウザを使用する際のセキュリティやプライバシーを高めるための拡張を紹介しています。

HTTPS Everywhere

HTTPS Everywhere はウェブサイトとの通信を暗号化する拡張です。可能であれば HTTP ではなく常時 HTTPS で接続します。

HTTPS Everywhere は Firefox の再起動時に自動的に設定・有効化されます。ウェブサイトによってルールを設定する方法は 公式ウェブサイト を見て下さい。

ノート: HTTPS Everywhere はインターネット上のあらゆるサイトで HTTPS を使えるようにする魔法のステッキではありません。サイトが HTTPS をサポートしていて、HTTPS Everywhere のルールセットでサイトの設定がされている必要があります。

uBlock

uBlock (旧名 μBlock) はメモリや CPU の消費量が少ない軽量で効率的なブロッカーです。すぐに使えるフィルターリストが付属しています (EasyList, Peter Lowe's, マルウェアフィルターリストなど)。

リードデベロッパーによってプロジェクトはフォークされ uBlock Origin が作成されました。2015年7月現在、開発は主に uBlock Origin で行われており、コードベースは大幅に変更されています。

uBlock: Github; Firefox Add-ons

uBlock Origin: Github; Firefox Add-ons

Adblock Plus

Adblock Plus を使うことで目障りな広告を消すことができます。さらにウェブサイトがあなたを追跡するのを止めるよう設定することも可能です。

インストールしたら Easy List ウェブサイト を開いて EasyList と EasyPrivacy リストを Adblock Plus のフィルターサブスクリプションに追加してください。ウェブページの "Add [filter] to Adblock Plus" をクリックするだけで追加されます。クリックするとフィルター追加プロンプトが立ち上がります。仔細確認して "Add Subscription" をクリックしてください。

EasyList は英語のウェブページから広告を削除する最初のサブスクリプションであり、不必要なフレームや画像、オブジェクトも消します。

EasyPrivacy は EasyList を補完するサブスクリプションで、ウェブバグやトラッキングスクリプト、その他情報収集によるインターネットからの追跡を全て削除します。

Privacy Badger

Privacy Badger はウェブコンテンツと一緒にロードされるサードパーティのトラッカーを監視する拡張です。別のサイトでもトラッカーが表示されるような場合、トラッカーをブロックします。広告のブロックは意図されていませんが、多くの広告はトラッキング情報を使っているため、広告もブロックされることがあります。仕組みに関する詳細は FAQ を見て下さい。

Disconnect

Disconnect は 2,000 のサードパーティサイトからユーザーをトラッキングするのを止めさせるオープンソースプロジェクトです。人気のサイトに送られるデータを暗号化してウェブページのロード時間を 27% 高速化します。Disconnect はリアルタイムで Google, Twitter, Facebook などから防いだトラッキングの数を表示します。トラッキングを広告、解析、ソーシャル、コンテンツにカテゴリ分けするため、簡単に見分けることができます。

また、Disconnect は盗取したクッキーを利用して個人情報を盗み取るサイドジャッキングも防止します。簡単に使うことができ上手く動作します。公式ウェブサイト から Firefox に追加することが可能です。

ノート: Firefox には Disconnect のリストを使用する機能が備わっています。Firefox 設定#Firefox の追跡防止オプションの有効化を見て下さい。

Ghostery

Ghostery は Disconnect と似ていますが、ウェブサイトトラッカーを使用するビジネスを逆にトラッキングするプロプライエタリなプロジェクトです。ウェブサイトより:

Ghostery は 1,000 以上のトラッカーを追跡して、広告ネットワークや行動データの提供者、サイト運営者など、あなたの行動に関心を向けている会社を調べます。

Ghostery は 公式ウェブサイト からインストールできます。インストールしたら 以下のページから Ghostery の設定が可能です:

chrome://ghostery/content/options.html

もしくは Firefox のアドオンマネージャから設定を選択してください。設定ページが開きます。

また、付属しているウィザードを使って Ghostery を設定することも可能です:

chrome://ghostery/content/wizard.html

設定ページからは Ghostery にブロックさせるサードパーティのエレメント (3pe) を設定できます。特定の会社の詳細情報を表示するにはカテゴリの個々のプロファイルをクリックします。終了時に Flash や Silverlight のクッキーを消去させることもできます。さらに、特定のサイトにクッキーを設定させないようにするクッキー保護機能を有効できます。

NoScript

NoScript はユーザーによってホワイトリストに指定されたウェブサイトを除いて、あらゆるウェブサイトの JavaScript や Java、Flash などのプラグインを無効化する拡張です。この拡張を使うことで、信頼できるサイト (例: 銀行やウェブメール) のコンテンツには影響を与えないようにして、脆弱性を利用する攻撃から身を守ることができます。

インストールしたら、ツールバーのアイコンをクリックするか、ページを右クリックして NoScript を選択することで NoScript の設定ができます。現在のページのスクリプト、そのページからリンクしているサードパーティのスクリプトを有効化・無効化するオプションが表示されます。一時的にスクリプトを有効化することもできます。

設定に関する詳細は NoScript FAQ を見て下さい。

Cookie Monster

Cookie Monster は NoScript と似ている拡張ですがクッキーの管理を目的としています。

Cookie Monster の設定から "Block All Cookies" を設定してください。設定すると、NoScript と同じように、ツールバーの Cookie Monster アイコンをクリックするかページを右クリックしてから Cookie Monster を選択して、特定のページでクッキーの使用を許可することができます。ウェブサイトのクッキーを受け入れたり一時的にクッキーの使用を許可することが可能です。

RefControl

RefControl は HTTP リファラとして送信される情報を制御する拡張です。RefControl をインストール後、設定することで新しいウェブページにアクセスしたときにリファラが送信されないようにすることができます。アクセス元のウェブサイトをサーバーから隠すことになります。

リファラを送信しないようにするには RefControl の設定を開いて "Default for sites not listed:" を <Block> に設定してください。

RequestPolicy

RequestPolicy はクロスサイトリクエストを制御する Mozilla ブラウザ用の拡張です。最新の開発版ではデフォルトでリクエストのブラックリストとホワイトリストが作成されます。不要なクロスサイトリクエストを無効にすることでプライバシーを守り、安全にブラウジングでき、高速化されます。

クロスサイトリクエストと RequestPolicy の詳細は こちら を見て下さい。