MongoDB
MongoDB (由来は humongous から) はオープンソースのドキュメント指向データベースです。MongoDB Inc. (旧 10gen) によって開発・サポートされています。MongoDB はデータベースシステムの NoSQL ファミリーの一員です。"古典的"なリレーショナルデータベースでそうあるように、データをテーブルに保存する代わりに、MongoDB は動的なスキーマ (MongoDB では BSON と呼称されるフォーマット) によって JSON ライクなドキュメントとして構造的データを保存して、特定のタイプのアプリケーションでデータを簡単かつ高速に扱えるようにします。
インストール
公式リポジトリから mongodb をインストールしてください。
mongodb.service
デーモンを起動・有効化します。
mongodb サービスの最初の起動時に、巨大なファイルが作成され、(ジャーナルなどのデータのための) 予約領域が割り当てられます。作成されるファイルは合計で 3 GB ほどにもなります。
ファイルの作成には時間がかかり、その間、データベースシェルを使うことはできません。
使用方法
データベースシェルにアクセスするには、ターミナルに以下を入力:
$ mongo
トラブルシューティング
MongoDB が起動しない
最低でも (ジャーナルファイル用の) 3GB の空き容量があることを確認してください。容量が足りない場合 MongoDB が起動できないことがあります (その場合ユーザーにメッセージは表示されません):
$ df -h /var/lib/mongodb/
ロックファイルが存在しないかどうか確認:
# ls -lisa /var/lib/mongodb
ロックファイルが存在する場合、mongodb.service
を停止して、ファイルを削除してください。それからサービスを再度起動します。
# rm /var/lib/mongodb/mongod.lock
それでも MongoDB が起動しないときは、データベースの修復を実行してみてください、dbpath を指定します (/var/lib/mongodb/
が Arch Linux におけるデフォルトの --dbpath です):
# mongod --dbpath /var/lib/mongodb/ --repair
root で修復を実行後、ファイルの所有者は root ユーザーになりますが、Arch Linux は別のユーザーで MongoDB を実行します。chown を使ってファイルの所有者を適切なユーザーに戻す必要があります (詳しくは こちら を参照):
# chown -R mongodb: /var/{log,lib}/mongodb/
boost-libs パッケージが最新であることを確認してください。MongoDB は特定のバージョンを必要としますが、MongoDB のパッケージは依存パッケージのバージョンを制限しません。