Back In Time
Back In Time は “flyback project” や “TimeVault” にインスパイアされて作られた Linux 用のシンプルなバックアップツールです。指定されたディレクトリのスナップショットを取得することでバックアップを行います。
Back In Time は Qt4 の GUI を用意しており Gnome や KDE などの DE で動作します。
インストール
Back In Time の安定版は AUR から backintimeAUR でインストールできます。gpg --keyserver pgp.mit.edu --recv-key 944B4826
で開発者の GPG 鍵を追加する必要があります。
もしくは、coderkun のリポジトリ からコンパイル済みのバイナリパッケージをインストールすることも可能です。不安定版は backintime-bzrAUR[リンク切れ: アーカイブ: aur-mirror] でインストールできます。
Back In Time は内部で rsync を使用するため rsync パッケージがインストールされていることを確認してください。
Back In Time は自動的に /etc/xdg/autostart
にスタートアップエントリをインストールします。GUI を起動したい場合、backintime-qt4
を実行してください。ホームディレクトリのユーザーファイル以外のファイルをバックアップしたいときは、gksudo backintime-qt4
や kdesu backintime-qt4
で Back In Time を起動してください。
設定
設定は全て GUI で行えます。以下の設定を行って下さい:
- スナップショットを保存する場所
- バックアップするディレクトリ
- バックアップをする間隔 (手動, 毎時, 毎日, 毎週, 毎月)
トラブルシューティング
Can't find snapshots folder
スナップショットがサイドバーに表示されてバックアップは問題なさそうなのに、ステータスバーに BIT がスナップショットフォルダを見つけられないというエラーメッセージが表示される場合、前に失敗したバックアップの cron ジョブが残っている可能性があります。ステータスバーは ~/.local/share/backintime/worker.message
ファイルの中身を表示します。このファイルを削除するか名前を変更することでエラーメッセージは消えるはずです。