Shadowsocks
Shadowsocks は軽量な socks5 プロキシです。Python で書かれています。
目次
インストール
shadowsocks パッケージをインストールしてください。
設定
Shadowsocks の設定は JSON フォーマットのファイルを使って行うことができます。パッケージには以下のサンプル設定が含まれています:
/etc/shadowsocks/example.json
{ "server":"my_server_ip", "server_port":8388, "local_address": "127.0.0.1", "local_port":1080, "password":"mypassword", "timeout":300, "method":"aes-256-cfb", "fast_open": false, "workers": 1 }
名前 | 説明 |
---|---|
server | サーバーが listen するアドレス |
server_port | サーバーのポート |
local_address | ローカルマシンが listen するアドレス |
local_port | ローカルマシンのポート |
password | 暗号化に使用するパスワード |
timeout | 秒数 |
method | デフォルト: "aes-256-cfb"。Encryption を参照。 |
fast_open | TCP-Fast-Open を使用するかどうか (true / false) |
workers | ワーカーの数 |
ログ出力レベルを調整したい場合、"verbose": value
オプションを追加します。以下の値のどれかを使ってください:
- 2: 全てをログ出力
- 1: デバッグ
- 0: デフォルト
- -1: 警告
- -2: エラー
クライアント
コマンドラインから使う
sslocal
コマンドを使うことでクライアントを起動できます。設定ファイル /etc/shadowsocks/config.json
を使って起動するには:
$ sslocal -c /etc/shadowsocks/config.json
または、コマンドで設定を直接指定することも可能です:
$ sslocal -s server_address -p server_port -l local_port -k password -m encryption_method
systemd を使う
Shadowsocks クライアントは shadowsocks@.service
のインスタンスを使って制御することができます。
例えば、設定ファイル /etc/shadowsocks/config.json
を使ってサービスを起動・有効化する場合、shadowsocks@config.service
サービスを使ってください。
GUI クライアント
shadowsocks-qt5AUR をインストールしてください。
サーバー
コマンドラインから使う
サーバーは ssserver
コマンドで起動します。
設定ファイル /etc/shadowsocks/config.json
を使ってフォアグラウンドでサーバーを起動するには:
$ ssserver -c /etc/shadowsocks/config.json
バックグラウンドで実行するには:
$ ssserver -c /etc/shadowsocks/config.json -d start $ ssserver -c /etc/shadowsocks/config.json -d stop
systemd を使う
Shadowsocks サーバーは shadowsocks-server@.service
のインスタンスを使って制御することができます。
例えば、設定ファイル /etc/shadowsocks/config.json
を使ってサービスを起動・有効化する場合、shadowsocks-server@config.service
サービスを使ってください。
Shadowsocks で特権ポート (1024 以下) を使うには、root でサーバーを起動する必要があります:
/etc/systemd/system/shadowsocks-server@.service.d/start-as-root.conf
[Service] User=root
暗号化
python2-m2crypto パッケージをインストールすると暗号化が少しだけ高速になります。
Salsa20 や ChaCha20 暗号を使いたい場合は libsodium パッケージをインストールしてください。
参照
- Shadowsocks ウェブサイト
- Python パッケージ
- GitHub wiki
- Backup GitHub project (the original project has been "removed according to regulations" in August 2015)