GPS
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Arch Linux では様々な GPS ハードウェアがサポートされています:
- Bluetooth GPS アダプタ
- USB GPS アダプタ (内蔵または外付け)
- WWAN 内蔵アダプタ (HP EliteBook モジュールなど)
- 特殊なソフトウェアを使って USB や Bluetooth に GPS のデータを送ることができるスマートフォン
目次
ドライバー
基本的に GPS デバイスはシリアルデバイスでありカーネルは標準ドライバーを使用しますが、場合によっては mtkbabelAUR や mbm-gpsd-pl4nkton-gitAUR などのドライバーをインストールする必要があります。
インターフェイス
Linux では GPS の統合的なインターフェイスや設定は存在しません。シリアルデバイスから生の GPS データが出力され、デバイスのプロセスを支配するプログラムが位置を弾き出します。GPS アダプタを複数のアプリケーションで共有することは gpsd を使えば可能です。
GPSD
GPSD は GPS シリアルデバイスにクエリを送信して TCP サーバーに出力を作成するデーモンです。Linux における最も標準的な GPS インターフェイスであり、GPS に対応しているアプリケーションは大抵 GPSD をサポートしています。
ModemManager
ModemManager は Linux の WWAN モデムサポートパッケージで、NetworkManager と対話します。GPS が利用できる WWAN カードから GPS の位置情報を取得することができ、modem-manager-gui で位置を表示することもできます。最も重要なコマンドは以下の通りです:
位置捕捉機能の確認
mmcli -m 0 --location-status
GPS の有効化
mmcli -m 0 --location-enable-gps-raw --location-enable-gps-nmea
位置の表示
watch mmcli -m 0 --location-get
GPS の無効化
mmcli -m 0 --location-disable-gps-raw --location-disable-gps-nmea