InspIRCd

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InspIRCd (Inspire IRC daemon) は C++ で書かれたモジュール式の軽量 IRC デーモンです。スクラッチから書かれた数少ない IRCd プロジェクトのひとつであり、UnrealIRCd 3 など同じような機能を備えている IRCd プロジェクトの欠陥や速度の問題を解決しています。Chatspike IRC ネットワーク で使われている IRCd でもあります。

インストール

ノート: インストールする前に inspired という名前のユーザーあるいはグループが存在しないことを確認してください。パッケージによって作成されるためです。

inspircdAUR パッケージをインストールしてください。

設定

設定は必要に応じて大きく変わるためデフォルト設定は存在しません。ただしサンプル設定ファイルが /etc/inspircd/inspircd.conf.example に存在します。注意深く編集して inspircd.conf という名前に変更してください。ファイルフォーマットは HTML ドキュメントに似ています。設定ファイルに記述するときは以下のようなフォーマットを使います:

<tagname variable="value">

サンプルファイルには <die value="anything here"> という行が存在するので注意してください。エントリを全て削除しないとサーバーは起動しません。詳しくは InspIRCd wiki の設定ページ を見てください。

モジュールのロード

デフォルトでは InspIRCd は何もモジュールをロードしません。RFC 1459 に定義されていない機能は全てモジュールとなっており、何もモジュールをロードしないと味気ないデーモンになります。以下のように設定することでモジュールをロードできます:

<module name="m_silence.so">

上記の設定で m_silence モジュールがロードされます (標準的な SILENCE リスト機能を提供します)。変更を適用するにはデーモンを再起動する必要があります。利用可能なモジュールのリストは InspIRCd wiki のモジュールページ にあります。

サードパーティモジュール

サードパーティモジュールをインストールするには [build-dir]/inspircd/src/inspircd/src/modules/[module].cpp を保存してビルドを実行してください。既に InspIRCd をビルド・インストール済みでソースファイルに手を付けていない場合、./configure -modupdate; make でモジュールをコンパイルして /usr/lib/inspircd/modules/ にコピーしてください。

デーモンの起動

inspircd.service起動有効化してください。

参照