Clevo W840SU
W840SU は台湾の OEM メーカーである Clevo によって製造されているノートパソコンです。LuvBook L LB-L470, Schenker S403, Tuxedo Book UC1402, Nexoc B401 といった名前で発売されています。タッチ版として W840SU-T や UT1402 も存在します。ハードウェアはカスタマイズが可能で Intel Haswell Core i3/i5/i7, Intel HD 4400 グラフィック, 7mm ハードドライブ, mSATA デバイス (ストレージ, 3g/LTE モデム), HDMI 出力などを搭載しています。
インストール
Arch Linux のインストールに特に問題はありません。ハードウェアもほとんどが最初から機能します。
設定
機内モード
機内モードボタンを使うには、tuxedo-wmiAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] または tuxedo-wmi-dkmsAUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] パッケージにをインストールして tuxedo-wmi
モジュールをロードしてください。xbindkeys を使ってキー 255 (NoSymbol) を wifi や bluetooth を無効化して機内モード LED を有効にするスクリプトに紐付けてください:
$ cat ~/.xbindkeysrc "sudo /home/user/bin/setAirplane.sh" m:0x0 + c:255 NoSymbol
LED を有効にするには:
echo 1 > /sys/class/leds/tuxedo::airplane/brightness
ウェブカメラ
ウェブカメラは FN+F10 を押して有効にする必要があります。有効にしないとデバイスが認識されません。
$ lsusb Bus 001 Device 002: ID 8087:8000 Intel Corp. Bus 001 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub Bus 003 Device 001: ID 1d6b:0003 Linux Foundation 3.0 root hub Bus 002 Device 003: ID 5986:0536 Acer, Inc Bus 002 Device 002: ID 8087:07da Intel Corp. Bus 002 Device 001: ID 1d6b:0002 Linux Foundation 2.0 root hub
輝度キー
デフォルトでは輝度を下げるキーだけ機能します。キーバインドを手動で設定するか KDE などのデスクトップ環境で自動的に設定することで問題は解決します。
手動で設定する場合、<XF86MonBrightnessUp>
を xbacklight -inc 10
などに、<XF86MonBrightnessDown>
を xbacklight -dec 10
などにマッピングしてください。詳しくは特別なキーボードキーを参照。
サウンド
音声は特に設定は不要です。PulseAudio を使うことで簡単に設定して、出力先を変えられます。
マイクのボリュームコントロールは ALSA では Digital となっています。
タッチパッド
Synaptics タッチパッドドライバーによってタッチパッドは問題なく機能します。2本指のスクロールや2・3本指のクリック、縁のマウスボタンなどが使えます。設定するときは3本指のスワイプや4本指の認識はできないようです。