rkhunter
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rkhunter (Rootkit Hunter) は POSIX 互換システムのためのセキュリティ監視ツールです。ルートキットやその他の脆弱性をスキャンします。(ルートキットの) デフォルトディレクトリや間違ったパーミッション、隠しファイル、怪しい文字列を含むカーネルモジュールを検索し、重要なファイルについて正しいファイルとのハッシュを比較します。
Bash で書かれているため、移植性に優れており、大抵の UNIX 環境で動作します。
目次
インストール
設定
初期設定
rkhunter を実行する前に、最初はファイルプロパティデータベースの更新を行ってください:
# rkhunter --propupd
重要ファイル
メインの設定ファイルは /etc/rkhunter.conf
です。
デフォルトでは、最後のシステムチェックのログが /var/log/rkhunter.log
に保存されます。
使用方法
詳しくは rkhunter(8) を見てください。
基本コマンド
ファイルプロパティデータベースを更新するには:
# rkhunter --propupd
システムチェックを実行するには:
# rkhunter --check
設定ファイルを確認するには:
# rkhunter --config-check
トラブルシューティング
擬陽性
デフォルトでは、Rootkit Hunter はファイルプロパティチェックの際に擬陽性を出します。コアユーティリティの一部がスクリプトによって置き換えられるためです。ホワイトリストを使うことで警告を消すことができます:
/etc/rkhunter.conf
SCRIPTWHITELIST=/usr/bin/egrep SCRIPTWHITELIST=/usr/bin/fgrep SCRIPTWHITELIST=/usr/bin/ldd