Steam Input Configurator

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Steam Input Configurator は、Steam にバンドルされている強力なゲームパッド用再バインドツールです。 [1]

設定ファイルは ~/.steam/steam/userdata/<USER_ID>/241100/remote/ に保存されます。

Steam Input Configurator(SIC)は、コントローラーが接続されていないとアクセスできません。ゲーム固有の設定は、インストール / プレイ ボタンの右にあるゲームパッドアイコンからアクセスできます。デスクトップ用設定は、Steam > 設定 > コントローラー > デスクトップレイアウト にあります。コントローラーホームボタンを押し続けることでアクセスできるグローバルバインドも、ガイドボタンコードレイアウト で設定可能です。

基本的な再バインド

レイアウトを見る を選ぶと、再設定したいボタンを選べる概要表示に移動し、レイアウトを編集 を選ぶと直接その画面に入ります。ここでは、任意の入力に対して、ゲームパッド、キーボード、マウスの操作を割り当てることができます。さまざまなシステム操作もサポートされています。

同じボタンに複数のコマンドを設定する

バインドの横にあるギアアイコンを選ぶことで、1つのボタンに複数の操作を追加できます。サブコマンドを追加 は親コマンドと同時に押される操作を追加し、追加コマンドを追加 は独自の設定と発動条件を持つ別のバインディングを作成します。

ギアメニューの一番上の項目では、発動ロジックを設定できます。これにより、同じボタンでも、1回押し、2回押し、長押しなどで異なる動作をさせることが可能になります。詳細はその下にある 設定 メニューで調整できます。

レイアウト

コンフィギュレータのメイン画面で、レイアウト名が表示されている最上部のボタンを選ぶと、利用可能なレイアウトを閲覧できます。

  • 推奨:開発者または Valve によって設定されたレイアウト
  • あなたのレイアウト:ユーザーが保存したレイアウト。これらの中には自動保存されたレイアウトもあり、現在有効なレイアウトに変更が加わるたびに更新されます。ただし、どれがそれに該当するかは一見して分かりにくいです。
  • テンプレート:どのゲームにも使えるレイアウト。Valve 提供のものもありますが、ユーザーが現在のレイアウトをエクスポートすることで自作可能です。
  • コミュニティレイアウト:他のユーザーが特定のゲーム向けに共有したレイアウト。

Steam 以外のゲーム用のコミュニティレイアウトはゲーム名によって定義されます。名前を変更して探したいものと一致させることで、他のレイアウトを閲覧することが可能です。Steam ゲーム用のレイアウトを見るには、ゲームストアページの ID と一致するようにゲーム名を合わせます。

ジャイロ

多くのゲームでは、エイムをより精密に調整するためにジャイロを使用すると効果的です。旧式の As Mouse よりもエラーが出にくい Gyro To Mouse [Beta] の使用が推奨されます。ゲームによってはマウスとコントローラーの同時サポートがないため、Gyro To Joystick Camera [Beta] を選ぶと良い場合もあります。

ジャイロのキャリブレーション

ジャイロをキャリブレーションするには、まず「Dots per 360°」をできる限り正確に設定する必要があります。任意のボタンバインディングを使い、カメラ 入力タブで カメラを360°回転 を選びます。ゲーム内で一点を注視しながらそのバインディングを押し、元の位置に戻らない場合は、Gyro Angles to Mouse Pixels (Dots Per 360°) の値を調整して一致するまで繰り返します。この設定は、ジャイロだけでなく、Flick Stick や「カメラを回す」コマンドにも影響します。

その後、Gyro ° Sensitivity を好みに合わせて調整します。

よくあるジャイロ設定

大まかな動きはトラックパッドやジョイスティックで行い、微調整をジャイロで行うのが一般的です。もっとも単純な方法は、トラックパッドを As Mouse、ジョイスティックを Joystick に設定し、ジャイロの有効化をトラックパッドまたはジョイスティックのタッチ時にすることです。Flick Stick はより高度な方法で、ジョイスティックの方向で視点方向を即座に変更し、Y軸の回転をジャイロに限定します。Flick Stick を使う際は、縦横比を 35% に設定し、快適になるまで感度を上げると良いでしょう。

アクションセットとレイヤー

セットとレイヤーは、1つのレイアウトに複数の操作スキームを組み込む便利な方法です。設定メニューの下部で構成できます。レイヤーは現在のセットの上に重ねて適用され、細かな調整に便利です(例:照準時や走っているときに動作を変更したい場合)。一方、セットはまったく別の状態から始まります。たとえば、デスクトップ操作中にゲームパッドモードに切り替えるなど、非 Steam ゲームとして追加しなくてもゲームパッド入力を可能にしたい場合に有用です。

これらの切り替えはバインディングで行います。任意の入力ボタンのバインディングを開き、アクションセット タブで切り替えたいアクションを選びます。長押しなどでトリガーさせたい場合はアクティベーターを調整してください。

補足

Button Chord、Mode Shift、Action Layer は本質的には同様のことを行いますが、適用される範囲が異なります。