tee
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Wikipedia より:
- コンピューティングでは、tee は標準ストリームを使用するコマンドラインインタプリタ(シェル)のコマンドで、標準入力を読み込んで標準出力と 1 つ以上のファイルの両方に書き込み、入力を効果的に複製するものです。主にパイプやフィルタと組み合わせて使用される。コマンド名は、配管工事で使用される T 字分岐にちなんで付けられています。
インストール
tee(1) は coreutils パッケージの一部です。
使い方
ファイルにコンテンツを書き込むには
$ input stream | tee file1 file2...
デフォルトでは、tee は再度使用されると、ファイル内のコンテンツを上書きします。 ただし、必要に応じて、-a
/--append
引数を使用してファイルにコンテンツを追加できます。
詳細は、tee(1) を参照してください。
ヒントとテクニック
保護されたファイルに書き込む
tee は保護されたファイルへの書き込みに非常に便利です。
$ input stream | sudo tee --option protected_file1 protected_file2...
パーミッションの関係で、単純な >
/>>
ではうまくいかなかった場合に。
Vim
同様のコンセプトは、root
が所有する設定ファイルを編集する際に、sudo で Vim を起動するのを忘れた場合に便利です。この場合、Vim 内部で以下のようにしてファイルを保存することができます。
:w !sudo tee %
これを ~/.vimrc
に追加すると、コマンドモードでの :w!!!
マッピングでこのトリックを簡単に使えるようになります。
~/.vimrc
" Allow saving of files as sudo when I forgot to start vim using sudo cmap w!! w !sudo tee > /dev/null %
> /dev/null
の部分は、他のパイプコマンドに何も渡す必要がないため、標準出力を明示的に捨てています。
この仕組みの詳細については、How does the vim “write with sudo” trick work? の記事を参照してください。