Toshiba dynabook R82
Toshiba dynabook R82 はエンタープライズクラスのノートパソコンの性能とタブレットの利便性を重ね持った Ultrabook® です。存在感のあるシャーシに長寿命バッテリー、素晴らしい手書き性能を持つ革新的な 2-in-1 です。
目次
仕様
名前 | 東芝 dynabook R82 シリーズ (Portege Z20t) |
プロセッサ | Intel Core M-5Y71 |
ディスプレイ | 12.5インチタッチスクリーン |
メモリ | 4-8-16GB |
HDD | 東芝製 SSD (256 [MZNTE256HMHP], 256, 512 GB) |
光学ドライブ | なし |
グラフィック | Intel® HD Graphics 5300 (Broadwell GT2) |
ネットワーク | 有線 - Intel I218-LM, Wifi - Intel Wireless 7265 |
タッチパッド | ALPS (トラックスティック+マウスパッド) |
指紋リーダー | なし |
スマートカードリーダー | Realtec (Micro SD カードリーダー) |
ウェブカメラ | Toshiba Web Camera (前後) |
インストールと設定
CPU とグラフィック
特に設定をしなくても動作します。セッションのロック時や復帰後に lightdm ロッカーに問題が発生する場合、Intel Graphics#設定の設定を行うことを推奨します。
タッチスクリーンは GNOME で動作することを確認済みです。
タッチパッド
特に設定をしなくても動作します。ジェスチャーも問題ありません。
Bluetooth
動作します。
Wifi
動作します。
LTE/3G
動作する条件は限られています。デフォルト設定では一部のプロバイダーで接続ができないことがあります。
内蔵されている Sierra EM7305 は Windows 8/10 環境のデフォルト設定である mbim モードで動作しますが、Linux では mbim のサポートはまだ途上段階です。QMI モードに切り替えることで問題が解消するかもしれません [1]:
99-em7305.rules
ACTION!="add|change", GOTO="mbim_to_qmi_rules_end" SUBSYSTEM!="usb|drivers", GOTO="mbim_to_qmi_rules_end" # force Sierra EM7305 to configuration #1 SUBSYSTEM=="usb", \ ATTR{idVendor}=="1199", ATTR{idProduct}=="9063", \ ATTR{bConfigurationValue}="1" # load qcserial module SUBSYSTEM=="usb", \ ATTR{idVendor}=="1199", ATTR{idProduct}=="9063", \ RUN+="/sbin/modprobe -b qcserial" # add the new id in the qcserial driver SUBSYSTEM=="drivers", \ ENV{DEVPATH}=="/bus/usb-serial/drivers/qcserial", \ ATTR{new_id}="1199 9063" # load qmi_wwan module SUBSYSTEM=="usb", \ ATTR{idVendor}=="1199", ATTR{idProduct}=="9063", \ RUN+="/sbin/modprobe -b qmi_wwan" # add the new id in the qmi_wwan driver SUBSYSTEM=="drivers", \ ENV{DEVPATH}=="/bus/usb/drivers/qmi_wwan", \ ATTR{new_id}="1199 9063" LABEL="mbim_to_qmi_rules_end"
スマートカードリーダー
問題なく動作します。通常の SD カードではなく miniSD のカードリーダーです。
ディスプレイのバックライトの制御
特に設定をしなくても機能します。パッケージのインストールなどは必要ありません。
キーボードのバックライトの制御
動作します。
キーボードバックライトの切り替え方については Toshiba dynabook R634#キーボードのバックライトの制御を見てください。
sysfs の値を変更するには root 権限が必要です。簡単な切り替えプログラムは こちら 。
Fn-F9 タッチパッドの切り替え
カスタム hwdb が必要です。特別なキーボードキーを見てください。サンプルの hwdb は こちら にありますが、キーコードを変える必要があるかもしれません。