「Acer Aspire E11 シリーズ」の版間の差分

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Bus 001 Device 005: ID 04ca:3014 Lite-On Technology Corp. Qualcoom Atheros Bluetooth
 
Bus 001 Device 005: ID 04ca:3014 Lite-On Technology Corp. Qualcoom Atheros Bluetooth
 
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Wi-Fi は問題なく動作し、Bluetooth コントローラも認識されますが Bluetooth デバイスを見つけることができません。Linux 4.3.3 現在でファームウェアファイルをロードする {{ic|ath9k.ko}} にデバイスが載っていないのが原因です。
 
Wi-Fi は問題なく動作し、Bluetooth コントローラも認識されますが Bluetooth デバイスを見つけることができません。Linux 4.3.3 現在でファームウェアファイルをロードする {{ic|ath9k.ko}} にデバイスが載っていないのが原因です。
   

2016年11月27日 (日) 00:06時点における版

デバイス 動作
Intel Graphics Yes
ネットワーク Yes
Broadcom ワイヤレス 手動
Atheros ワイヤレス Yes
ALSA Yes
タッチパッド 手動
ウェブカメラ Yes
カードリーダー Yes
電源管理 No

インストール

警告:
  • Windows 8.1 with Bing に戻すには、回復ドライブを作成する必要があります。インストールメディアはノートパソコンメーカーにしか供与されていないため、回復ドライブを使用するか、あるいはメーカーに修理を依頼して工場出荷状態に戻してもらうしかありません。
  • (最新版を含む) BIOS ファームウェアのレガシーモードにはバグが存在します。コンピュータの電源を切ったりサスペンドできなかったり、カーネルパニックが発生します。UEFI を使ってください。

インストールする前に、Acer から最新のファームウェアアップデートをダウンロードして Windows でインストールしてください。古いバージョンのファームウェアでは (黒色の) USB 2.0 端子からしか起動できません。

後で Windows キーをリカバリするには、以下のコマンドを実行:

$ hexdump -C /sys/firmware/acpi/tables/MSDM

上記のキーは特定のノートパソコンに結び付けられており 他のハードウェアでは使えません[1] も見てください。

回復ドライブの作成

プリインストールされている Acer eRecovery Management アプリケーションを使うことで回復ドライブを作成できます。USB 接続のフラッシュドライブかハードドライブが必要で、最低でも 16 GB の空き容量が要ります。また、C:/OEM ディレクトリが存在しないと作成できません。接続したドライブのデータは全て消去されます。

Create Factory Default Backup オプションを選択して、Windows がインストールされているパーティションを選択してください。その後ドライブを取り外してください。回復ドライブから起動するとリカバリソフトウェアが走ります。詳しくは [2] を参照。

起動

Acer E3-111 には光学ドライブが存在しません。他の起動方法はカテゴリ:Arch の入手とインストールを見てください。

UEFI とレガシーブート (BIOS) の両方がサポートされています。モードを切り替えるには、起動ロゴ画面で F2 を押して EFI の設定に入ってください。そして Boot タブを選択してください。もしくは、Windows で再起動 して EFI の設定を開いてください。

インストールガイドに従ってインストールを行ってください。ワイヤレスドライバーはインストールメディアに含まれていないため有線接続を推奨します。

ノート:
  • archlinux-2015.05.01-dual.iso 以前のインストールメディアでは eMMC の RPMB (Replay Protected Memory Block) パーティションにアクセスしたときにエラーが返ってきます [3]
  • eMMC デバイスの名前はよくある /dev/sda ではなく、/dev/mmcblk という名前が付けられます。
  • メモリが少ないため、2GB 程度のスワップパーティションを作成することを推奨します。

UEFI を使う

UEFI で Arch Linux を使うには、EFI の設定で F12 ブートメニューオプションを有効にしてセキュアブートを無効にしてください。セキュアブートを無効化するには、管理者パスワードを先に設定する必要があります。セキュアブートを無効化したら、設定を保存して再起動し、F12 を押して Arch Linux のセットアップファイルが含まれた USB ドライブを選択してください。

最初のパーティションは EFI システムパーティションにしなければなりません。initramfs と vmlinuz-linux ファイルを EFI パーティションに含めて、/boot にマウントされるようにしてください。コンピュータの EFI 設定でカーネルのブートパラメータを指定することはできないためブートローダーを設定する必要があります。gummiboot をインストールしてブートエントリを作成するのが簡単です:

/boot/loader/entries/archlinux.conf:
title		Arch Linux
linux		/vmlinuz-linux
initrd		/intel-ucode.img
initrd		/initramfs-linux.img
options		root=/dev/mmcblk0p2 rootwait

上記の設定ではルートパーティションを2番目のパーティションとして (1番目のパーティションは EFI パーティション)、カーネルの起動直後には内蔵のフラッシュストレージにアクセスできないため rootwait を指定しています。Arch をセットアップできたら、再起動して F2 で EFI の設定を開いてください。再度セキュアブートを有効にしたら、'select an UEFI file as trusted for executing' オプションを選択して gummiboot/gummibootx64.efi ファイルをさがしてエンターを押してください。それからセキュアブートを無効化して、ブートメニューの一番上に gummiboot ローダーを配置してください。それから管理者パスワードを削除してください。設定を保存して再起動したら Arch を起動できます。

ノート: デバイスの起動時に UEFI ブートエントリが表示されないことがあります。Windows が使用していた場所に .efi ファイルをコピーすることで解決します。詳しくは UEFI#ファームウェアのメニューに UEFI ブートローダーが表示されないを見てください。

設定

ワイヤレス

Broadcom BCM43142 チップセットを使用するには AUR から broadcom-wlAUR をインストールしてモジュールをロードしてください:

# modprobe wl

これで wlp2s0 として無線インターフェイスを認識するようになります。詳しくは Broadcom ワイヤレスワイヤレス設定を見てください。

タッチパッド

E11 シリーズには 高精度タッチパッド が搭載されており、様々なタッチジェスチャーがサポートされています。タッチパッドを有効にするには、i8042.nopnp カーネルパラメータを追加してください。設定方法は Synaptics タッチパッドを参照。

電源管理

完全なサポートを得るには linux-lts カーネルを使う必要があります。

サスペンドとハイバネート

サスペンド・ハイバネートは問題なく動作します。サスペンドとハイバネートを見てください。

トラブルシューティング

GPU

Intel Graphics#アクセラレーションメソッドの選択を見てください。

起動時やシャットダウン時にフリーズする

起動やシャットダウンでコンピュータがフリーズするという問題が発生して、何回も再起動が必要な場合、/etc/modprobe.d/blacklist.conf に以下を追加してみてください:

blacklist dw_dmac
blacklist dw_dmac_core

詳しくは [4][5] を参照。

Bluetooth でデバイスを見つけられない

一部のノートパソコンには Atheros AR9565 Wifi/Bluetooth コントローラが組み込まれています:

# lsusb
...
Bus 001 Device 005: ID 04ca:3014 Lite-On Technology Corp. Qualcoom Atheros Bluetooth
...

Wi-Fi は問題なく動作し、Bluetooth コントローラも認識されますが Bluetooth デバイスを見つけることができません。Linux 4.3.3 現在でファームウェアファイルをロードする ath9k.ko にデバイスが載っていないのが原因です。

モジュールに USB ID を追加するフィックスが存在します (参照: https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?pid=1433352):

$ cp -i ath3k.ko.gz ath3k.ko.gz.ori
$ cp -i btusb.ko.gz btusb.ko.gz.ori
$ gunzip ath3k.ko.gz btusb.ko.gz
$ sed -e 's/\xca\x04\x10\x30/\xca\x04\x14\x30/g' ath3k.ko > a
$ sed -e 's/\xca\x04\x10\x30/\xca\x04\x14\x30/g' btusb.ko > b
$ mv a ath3k.ko
$ mv b btusb.ko
$ gzip ath3k.ko btusb.ko

2つのファームウェアファイル (AthrBT_0x31010100.dfuramps_0x31010100_40.dfu) を /lib/firmware/ar3k にコピーしてください。

ありがたいことに、Ubuntu フォーラムのユーザーがファームウェアファイルが含まれている Windows ドライバーのアップデート圧縮ファイル (.cab) へのリンクを貼っています: http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=2260501&p=13207809#post13207809

参照