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# docker info
 
# docker info
   
docker を通常ユーザーで実行できるようにしたい場合は、ユーザーを docker グループに追加してログインし直してさい:
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docker を通常ユーザーで実行できるようにしたい場合は、ユーザーを docker グループに追加してからログインし直してください:
   
 
# gpasswd -a ''user'' docker
 
# gpasswd -a ''user'' docker
   
セッションが新しいグループを使うようにするには:
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または、セッションが新しいグループを使うようにするには:
   
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$ newgrp docker
   
 
== 設定 ==
 
== 設定 ==
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バージョン 0.9.0 から Docker は LXC に依存しないでコンテナを起動できる ''libcontainer'' という新しい方法を提供しています。
 
バージョン 0.9.0 から Docker は LXC に依存しないでコンテナを起動できる ''libcontainer'' という新しい方法を提供しています。
   
ただし LXC は将来的には削除される可能性があります [https://github.com/docker/docker/pull/5797]。
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lxc exec ドライバーや -lxc-conf オプションは将来的には削除される可能性があります [https://github.com/docker/docker/pull/5797]。
   
 
今後、デフォルトで Docker 0.9.0+ で管理されるコンテナで {{ic|lxc-attach}} を使用する必要がなくなります。Docker デーモンを実行するには引数として {{ic|-e lxc}} が必要です。
 
今後、デフォルトで Docker 0.9.0+ で管理されるコンテナで {{ic|lxc-attach}} を使用する必要がなくなります。Docker デーモンを実行するには引数として {{ic|-e lxc}} が必要です。
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=== Debian イメージ ===
 
=== Debian イメージ ===
   
{{AUR|debootstrap}} from the [[AUR]] の {{AUR|debootstrap}} で Debian イメージを作成:
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[[AUR]] の {{AUR|debootstrap}} で Debian イメージを作成:
   
 
# mkdir wheezy-chroot
 
# mkdir wheezy-chroot
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== トラブルシューティング ==
 
== トラブルシューティング ==
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=== Docker info でエラーが出力される ===
   
 
{{ic|docker info}} を実行すると以下のようなエラーが表示される場合:
 
{{ic|docker info}} を実行すると以下のようなエラーが表示される場合:
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FATA[0000] Get http:///var/run/docker.sock/v1.17/info: read unix /var/run/docker.sock: connection reset by peer. Are you trying to connect to a TLS-enabled daemon without TLS?
 
FATA[0000] Get http:///var/run/docker.sock/v1.17/info: read unix /var/run/docker.sock: connection reset by peer. Are you trying to connect to a TLS-enabled daemon without TLS?
   
おそらく bridge モジュールがロードされていません。{{ic|lsmod | grep bridge}} を実行することで確認できます。ロードされていない場合は、{{ic|modprobe}} を実行してロードするか、再起動してみてください (カーネルをアップグレードしたときに、bridge が最新のカーネル用にビルドされていた場合、再起動が必要になります)。
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おそらく {{ic|bridge}} モジュールがロードされていません。{{ic|lsmod | grep bridge}} を実行することで確認できます。ロードされていない場合は、{{ic|modprobe}} を実行してロードするか、再起動してみてください (カーネルをアップグレードしたときに、bridge が最新のカーネル用にビルドされていた場合、再起動が必要になります)。
   
 
詳しくは [https://github.com/docker/docker/issues/6853 GitHub の issue] を見てください。
 
詳しくは [https://github.com/docker/docker/issues/6853 GitHub の issue] を見てください。

2015年4月28日 (火) 22:04時点における版

関連記事

Docker は軽量コンテナとしてあらゆるアプリケーションを詰めて運んで実行できるユーティリティです。

インストール

公式リポジトリにある docker パッケージをインストールして docker.service有効化してください。i686 アーキテクチャの場合、docker-gitAUR をインストールしてください。動作検証するために、次を実行:

# docker info

docker を通常ユーザーで実行できるようにしたい場合は、ユーザーを docker グループに追加してからログインし直してください:

# gpasswd -a user docker

または、セッションが新しいグループを使うようにするには:

$ newgrp docker

設定

/etc/systemd/system/docker.service を以下のように編集してください、http_proxy はプロキシサーバーに -g <path> は docker のホームに置き換えて下さい。デフォルトのパスは /var/cache/docker です。

[Service]
Environment="http_proxy=192.168.1.1:3128"
ExecStart=
ExecStart=/usr/bin/docker -d -g /var/yourDockerDir
ノート: 上記ではプロクシサーバが 192.168.1.1 になっています、127.0.0.1 は使わないでください。

docker デーモンはデフォルトで Unix ソケットを使います。特定のポートで待機させるには、/etc/systemd/system/docker.socket を編集して、ListenStream を使用したいポートに置き換えてください:

[Socket]
ListenStream=0.0.0.0:2375

Docker 0.9.0 -- 1.2.x と LXC

バージョン 0.9.0 から Docker は LXC に依存しないでコンテナを起動できる libcontainer という新しい方法を提供しています。

lxc exec ドライバーや -lxc-conf オプションは将来的には削除される可能性があります [1]

今後、デフォルトで Docker 0.9.0+ で管理されるコンテナで lxc-attach を使用する必要がなくなります。Docker デーモンを実行するには引数として -e lxc が必要です。

/etc/systemd/system/docker.service.d/ 下に lxc.conf という名前のファイルを以下の内容で作成することができます:

[Service]
ExecStart=
ExecStart=/usr/bin/docker -d -e lxc

Skype

Skype#Docker を参照してください。

i686 イメージの作成

i686 アーキテクチャでは、次のコマンドを使って取得した x86_64 のイメージを使用することはできません:

# docker pull base/archlinux

ArchLinux イメージ

代わりに、docker base/archlinux registry をチェックして mkimage-arch.sh リンクをクリックして mkimage-arch.shmkimage-arch-pacman.conf を同一のフォルダにダウンロードしてください。そして、スクリプトに実行可能属性を付与して実行してください:

$ chmod +x mkimage-arch.sh
$ cp /etc/pacman.conf ./mkimage-arch-pacman.conf # or get a pacman.conf from somewhere else
$ LC_ALL=C ./mkimage-arch.sh # LC_ALL=C because the script parses the console output
# docker run -t -i --rm archlinux /bin/bash # try it

ネットワーク接続や CPU が遅い場合は、ビルドのタイムアウト時間を伸ばすことができます:

$ sed -i 's/timeout 60/timeout 120/' mkimage-arch.sh

Debian イメージ

AURdebootstrapAUR で Debian イメージを作成:

# mkdir wheezy-chroot
# debootstrap wheezy ./wheezy-chroot http://http.debian.net/debian/
# cd wheezy-chroot
# tar cpf - . | docker import - debian
# docker run -t -i --rm debian /bin/bash

トラブルシューティング

Docker info でエラーが出力される

docker info を実行すると以下のようなエラーが表示される場合:

 FATA[0000] Get http:///var/run/docker.sock/v1.17/info: read unix /var/run/docker.sock: connection reset by peer. Are you trying to connect to a TLS-enabled daemon without TLS?

おそらく bridge モジュールがロードされていません。lsmod を実行することで確認できます。ロードされていない場合は、modprobe を実行してロードするか、再起動してみてください (カーネルをアップグレードしたときに、bridge が最新のカーネル用にビルドされていた場合、再起動が必要になります)。

詳しくは GitHub の issue を見てください。

参照