「Folding@home」の版間の差分

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foldingathome の挙動は {{ic|/etc/foldingathome/config.xml}} を編集することでカスタマイズすることが可能です。以下のようなオプションが指定できます:
 
foldingathome の挙動は {{ic|/etc/foldingathome/config.xml}} を編集することでカスタマイズすることが可能です。以下のようなオプションが指定できます:
   
* bigpackets: メモリの使用量が多い作業を受け取るかどうか定義します。Folding@home で RAM を大量に消費しても問題ない場合、big に設定してください。他には normal と small が選べます。
 
 
* passkey: コンピュータを一意に識別する値です。必須ではありませんが、ある程度セキュリティが確保されます。詳しくは、[http://folding.stanford.edu/English/FAQ-passkey] を参照。
 
* passkey: コンピュータを一意に識別する値です。必須ではありませんが、ある程度セキュリティが確保されます。詳しくは、[http://folding.stanford.edu/English/FAQ-passkey] を参照。
 
<passkey v='passkey'/>
 
<passkey v='passkey'/>
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=== f@h を限定された権限で動作させる ===
 
=== f@h を限定された権限で動作させる ===
folding は root 権限を使わなくても動作させることができます。
 
   
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更新されたバージョンの {{AUR|foldingathome}} パッケージ (>7.6.9) はすでに制限付きユーザーとして実行されています。また、root アクセスのないユーザーが有効にできる systemd ユーザースクリプトをインストールします(GPU を使用するには、ビデオグループアクセスが必要です)。
権限を持たない folding 用の専用ユーザー {{ic|fah}} を作成:
 
# useradd -u 999 -s /sbin/nologin fah
 
 
{{Note|-u 999 が既に使われている場合、1000 以下の他の番号を使ってください (ログインマネージャに表示しないため)。}}
 
 
新しいユーザーを使うように {{ic|foldingathome.service}} を[[systemd#ユニットファイルの編集|編集]]:
 
 
{{hc|# systemctl edit foldingathome.service|2=
 
[Service]
 
User=fah
 
WorkingDirectory=/var/opt/fah
 
ExecStart=
 
ExecStart=/opt/fah/FAHClient --config /var/opt/fah/config.xml --exec-directory=/opt/fah --data-directory=/var/opt/fah
 
}}
 
 
新しい作業ディレクトリを作成して、{{ic|FAHClient --configure}} で生成した設定ファイルをコピーして所有者を {{ic|fah}} ユーザーに設定:
 
# mkdir /var/opt/fah
 
# cp /opt/fah/config.xml /var/opt/fah/
 
# chown -R fah:fah /var/opt/fah
 
 
{{ic|foldingathome.service}} を[[起動]]してください。
 
   
 
== 作業ユニットの進捗を確認 ==
 
== 作業ユニットの進捗を確認 ==
   
FAH クライアントの進を監視する方法は複数存在します。
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FAH クライアントの進行状況を監視する方法は、コマンドラインと GUI の両方があります。
   
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Folding@home は、data ディレクトリにログファイルを書き込みます。最後の数行をチェックアウトすることで、その進捗を確認することができます。例えば、{{ic|tail -10 /var/log/foldingathome/log.txt}}。
folding at home から配布されている FAHControl ソフトウェアはリモートホストを効率的に制御することができます。"Add" ボタンでクライアントを追加して名前と IP アドレス、ポート番号、パスワード(設定している場合)を入力して保存するだけです。リモートホストと接続を確立してクライアントタブに進捗を表示します。
 
   
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folding at home が配布している {{AUR|fahcontrol}} ソフトウェアは、ローカルとリモートの両方のホストを制御するための効率的な手段を提供します。対応するボタン "Add" で別のクライアントを追加し、名前、IPアドレス、ポート、パスワード(設定した場合)を入力し、保存を押すだけです。ソフトウェアは、リモートホストへの接続を確立しようとすると、別のクライアントタブで進行状況を表示する必要があります。
AUR には {{AUR|fahmon}}{{Broken package link|{{aur-mirror|fahmon}}}} があり、GUI で複数のクライアントを監視して作業ユニットの情報を確認できます。Fahmon のサイトは [http://www.fahmon.net/ http://www.fahmon.net/] にあります。
 
   
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Nvidia GPU の使用率、コア温度、電力使用量の確認には、{{Pkg|nvtop}} を使用することができます。AMD GPUの場合は、{{Pkg|radeontop}} を使用します。
CLI では、シェルの設定ファイル ({{ic|.bashrc}} や {{ic|.zshrc}} など) に以下のコマンドを追加することができます。''fah_user'' は実際に使用しているユーザーに置き換えてください:
 
   
  +
== トラブルシューティング ==
{{bc|
 
fahstat() {
 
echo
 
echo $(date)
 
echo
 
cat /opt/fah/''fah_user''/unitinfo.txt
 
}
 
}}
 
   
  +
GPU がサポートされていて、まだ使用されていない場合は、{{ic|/opt/fah/config.xml}} ファイルを編集して GPU の自動構成を試みます。
クライアントが複数ある場合:
 
 
{{bc|
 
fahstat() {
 
echo
 
echo $(date)
 
echo
 
echo "Core 1:";cat /opt/fah/''fah_user''/unitinfo.txt
 
echo
 
echo "Core 2:";cat /opt/fah2/''fah_user''/unitinfo.txt
 
}
 
}}
 
 
また、{{ic|cat}} を {{ic|tail -n1}} に置き換えると作業ユニットの完了率がパーセントで表示されます。
 
 
foldingathome-smp 6.43 では、''unitinfo.txt'' ファイルはユーザーフォルダの中にはありません。正しいディレクトリは {{ic|/opt/fah-smp/unitinfo.txt}} になります。
 
 
== Troubleshooting ==
 
 
If your GPU is supported and still not used, edit {{ic|/opt/fah/config.xml}} file to attempt to autoconfigure GPUs:
 
 
<gpu v='true'/>
 
<gpu v='true'/>
   
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* [https://stats.foldingathome.org/team/45032 Arch Folding@home team page]
 
* [https://stats.foldingathome.org/team/45032 Arch Folding@home team page]
 
* Extended Arch team statistics in [https://folding.extremeoverclocking.com/team_summary.php?s=&t=45032 extremeoverclocking.com]
 
* Extended Arch team statistics in [https://folding.extremeoverclocking.com/team_summary.php?s=&t=45032 extremeoverclocking.com]
  +
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{{TranslationStatus|Folding@home|2022-03-13|719037}}

2022年3月13日 (日) 12:19時点における最新版

あなたのコンピュータでソフトウェアを実行するだけで、アルツハイマー病、ハンチントン病、パーキンソン病、SARS-CoV-2 などの研究者を支援することができます。あなたのコンピュータを世界中の何百万ものコンピュータのネットワークに加え、世界最大の分散型スーパーコンピュータを形成することができます。

インストール

foldingathomeAUR パッケージをインストールしてください。Folding で GPU を使用したい場合、使用する GPU に適した OpenCL パッケージが必要です。Nvidia ユーザーは CUDA を使うことも可能です。

設定

root で FAHClient --configure を実行すれば /etc/foldingathome/config.xml に設定ファイルが生成されます (Arch Linux のチーム番号は 45032 です)。また、/etc/foldingathome/config.xml を手動で書き換えることもできます。設定ファイルを作成したら、デーモンを起動することが可能です。

$ cd /etc/foldingathome
# FAHClient --configure

systemd ユニットの foldingathome.service起動・有効化してください。Nvidia ユーザーは、 foldingathome-nvidia.service有効化する必要があります。

グラフィカル

ウェブブラウザを起動して http://localhost:7396/ を開くことでデーモンを管理できます。もしくは、fahcontrolAUR をインストールして FAHControl プログラム (または Gtk3 フォークの fahcontrol-gtk3-gitAUR) を使うという方法もあります。

デーモンはリモートから制御することも可能です。リモートから操作する方法は /etc/foldingathome/config.xml に載っています。また、ファイアウォールのポートを必要に応じて開いてください。

ターミナル

foldingathome の挙動は /etc/foldingathome/config.xml を編集することでカスタマイズすることが可能です。以下のようなオプションが指定できます:

  • passkey: コンピュータを一意に識別する値です。必須ではありませんが、ある程度セキュリティが確保されます。詳しくは、[1] を参照。
<passkey v='passkey'/>
  • CPU や GPU のスロット:
<slot id='0' type='CPU'/>

f@h を限定された権限で動作させる

更新されたバージョンの foldingathomeAUR パッケージ (>7.6.9) はすでに制限付きユーザーとして実行されています。また、root アクセスのないユーザーが有効にできる systemd ユーザースクリプトをインストールします(GPU を使用するには、ビデオグループアクセスが必要です)。

作業ユニットの進捗を確認

FAH クライアントの進行状況を監視する方法は、コマンドラインと GUI の両方があります。

Folding@home は、data ディレクトリにログファイルを書き込みます。最後の数行をチェックアウトすることで、その進捗を確認することができます。例えば、tail -10 /var/log/foldingathome/log.txt

folding at home が配布している fahcontrolAUR ソフトウェアは、ローカルとリモートの両方のホストを制御するための効率的な手段を提供します。対応するボタン "Add" で別のクライアントを追加し、名前、IPアドレス、ポート、パスワード(設定した場合)を入力し、保存を押すだけです。ソフトウェアは、リモートホストへの接続を確立しようとすると、別のクライアントタブで進行状況を表示する必要があります。

Nvidia GPU の使用率、コア温度、電力使用量の確認には、nvtop を使用することができます。AMD GPUの場合は、radeontop を使用します。

トラブルシューティング

GPU がサポートされていて、まだ使用されていない場合は、/opt/fah/config.xml ファイルを編集して GPU の自動構成を試みます。

<gpu v='true'/>

参照

翻訳ステータス: このページは en:Folding@home の翻訳バージョンです。最後の翻訳日は 2022-03-13 です。もし英語版に 変更 があれば、翻訳の同期を手伝うことができます。