Freeswitch

提供: ArchWiki
2016年12月7日 (水) 22:38時点におけるKusakata (トーク | 投稿記録)による版 (→‎起動: テンプレート修正)
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FreeSWITCH テレフォニーエンジンは、音声通話・ビデオ・対面通信・チャットなどの通信をするための強力なシステムです。さまざまなプロトコルを使用することができます。

インストール

'release' 版の freeswitchAUR と git 版の freeswitch-gitAUR は、どちらも AUR からインストールできます。以下の手順では、freeswitch-git パッケージを使用していることを前提としています。

また、FreeSWITCH のビルドオプションを設定することもできます。PKGBUILD を編集し、必要な用途に合わせて BUILD CONFIGURATION オプションを変更します。

ノート: PKGBUILD を編集すると、ENABLED_MODULES および DISABLED_MODULES にリストされているモジュールに従って、modules.confautoload_configs/modules.conf.xml の両方が構成されます。

設定

FreeSWITCH の設定ファイル (modules.confmodules.conf.xml) は、/etc/freeswitch にあります。以下の FreeSWITCH のドキュメントでは、ベースディレクトリとして /var/lib/freeswitch を用います (FreeSWITCH のドキュメントでは /usr/local/freeswitch になっていることが多いです)。

FreeSWITCH のデフォルトパスワードは '1234' で、ユーザー 1000-1019 がすぐに使えるように登録されています。FreeSWITCH を起動する前にデフォルトパスワードは変更することを推奨します。パスワードの変数は /etc/freeswitch/vars.xml で設定されています。デフォルト設定は PBX として使用する以上の機能が揃っています。FreeSWITCH の PBX 機能のカスタマイズについてはこの記事では取り扱いません。詳しくは FreeSWITCH Wiki を見てください。

上流のドキュメントやオリジナルの conf/ ディレクトリは、/usr/share/doc/freeswitch にあります。

起動

起動オプションは /etc/conf.d/freeswitch.conf で設定します。nat を使っていない場合、-nonat を追加すると良いでしょう。コマンドラインオプションの完全なリストは freeswitch --help を参照してください。

以下のコマンドで FreeSWITCH を起動できます:

# systemctl start freeswitch.service

ブート時に FreeSWITCH を起動するには systemctl enable freeswitch.service を実行して freeswitch.service を有効にしてください。管理者としてフォアグラウンドで実行したい場合、-nc-nf オプションを使ってください。

テスト

  • SIP クライアントを起動する。
  • ユーザ 1000 として FreeSWITCH マシンを登録し、vars.xmldefault_password で設定したパスワードを入力します。
  • 9196 をダイヤルしてください (エコーテストに接続する必要があります)。
  • StarTrinity SIP Tester を使用することで通信容量を測定できます (2250 G.711 チャンネルの性能レポート を参照)。

ヒント

ダイヤルプランを使ってできることは /etc/freeswitch/dialplan/default.xml に書かれている例を見てください。SIP クライアントから条件に一致する番号をダイヤルしてみてください。

例えば 9888 (8k コーデック), 91616 (16k コーデック), 93232 (32k コーデック) をダイヤルすると、FreeSWITCH で公開電話会議を始めることができます。

FreeSWITCH のサポートについては Freenode の #freeswitch を見てください。