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2015年1月12日 (月) 19:58時点における版

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GNOME Flashback (旧名 GNOME フォールバックモード) は GNOME 3 用のシェルです。デスクトップレイアウトと使用しているテクノロジーは GNOME 2 に類似しています。3D アクセラレーションを全く使用しないため、llvmpipe による GNOME Shell よりかは基本的に高速で CPU の使用量が抑えられています。

警告: GNOME Flashback は GNOME 3.10 以降と互換性がありません。参照: [1]

インストール

GNOME Flashback は gnome-panelAUR パッケージか gnome-panel-gitAUR パッケージでインストールできます、どちらも AUR から入手可能です。ログインするには、以下のパッケージもインストールする必要があります:

また、GNOME Panel 用のアプレットを提供する以下のパッケージもインストールできます:

完全なデスクトップ環境にするために、標準的な GNOME エクスペリエンスに必要なアプリケーションを含んでいる gnome グループをインストールすることが推奨されます。

起動

グラフィカルログイン

お好きなディスプレイマネージャのセッションメニューから GNOME Flashback (Metacity) を選択してください。

手動

コンソールから手動で GNOME Flashback を起動したい時は、以下の行を ~/.xinitrc ファイルに追加してください:

~/.xinitrc
 exec gnome-session --session=gnome-flashback

exec コマンドを記述した後、startx と入力することで GNOME Flashback を起動できます。詳しくは xinitrc を見て下さい。

設定

GNOME Flashback の設定はほとんど GNOME と同じです。詳しくは GNOME の外観のカスタマイズを見て下さい。

GNOME Panel をカスタマイズする

  • パネルを設定するには、Alt キーを押しながら、空いている領域を右クリックしてください。
  • パネルのアプレットを移動するには、Alt キーを押しながら、中ボタンでアプレットを掴んで下さい。
ノート: スタンドアロンのウィンドウマネージャで GNOME Panel を使う場合、Alt+right-click は使えません。代わりに Super+Alt+right-click を使って下さい。

他のウィンドウマネージャ

以下の2つのファイルを使うことで GNOME で他のウィンドウマネージャを使用することが可能です:

ノート: Xmonad を例として使っていますが、他のウィンドウマネージャでも大丈夫です。
/usr/share/gnome-session/sessions/gnome-xmonad.session
[GNOME Session]
Name=GNOME xmonad
RequiredComponents=gnome-panel;gnome-settings-daemon;gnome-screensaver;xmonad;notification-daemon;polkit-gnome-authentication-agent-1;gnome-fallback-background-helper;gnome-fallback-media-keys-helper;gnome-fallback-mount-helper;
/usr/share/xsessions/gnome-xmonad.desktop
[Desktop Entry]
Name=GNOME xmonad
Comment=This session logs you into GNOME with the traditional panel
Exec=gnome-session --session=gnome-xmonad
TryExec=gnome-session
Icon=
Type=Application

次にログインするときに、セッションとして GNOME xmonad が選択できるようになっているはずです。

ウィンドウマネージャの .desktop ファイルが存在しない場合、作成する必要があります。wmii の例:

/usr/share/applications/wmii.desktop
[Desktop Entry]
Version=1.0
Type=Application
Name=wmii
TryExec=wmii
Exec=wmii

詳しくは、GNOME で awesome をウィンドウマネージャとして動かす記事 を見て下さい。

スタンドアロンのウィンドウマネージャで GNOME Panel を使う

GNOME Flashback のエクスペリエンスはほとんど GNOME Panel によって提供されています。他のコンポーネントは Flashback セッションのためだけに必要です。Flashback セッションなしで GNOME Panel を使いたいときは、gnome-panelAUR パッケージをインストールして Openbox などのスタンドアロンウィンドウマネージャでパネルを自動起動してください。

例えば: Openbox で GNOME Panel を使いたい時は gnome-panel &~/.config/openbox/autostart ファイルに追加します。

詳しい説明は自動起動のページやウィンドウマネージャの wiki ページを見て下さい。

既知の問題

  • ログアウト・シャットダウンダイアログが機能しない。

参照