「Init 比較表」の版間の差分

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2015年1月6日 (火) 22:40時点における版

この記事では古い SysVinit と新しい systemd の初期化を比較しています。

.service.target の拡張子はいつでも省略できることを覚えておいて下さい。特にブートローダーのメニューが表示された時に一時的にカーネルパラメータを編集するときにこのことを覚えておけば楽になります。

コマンド

SysVinit systemd 情報
 rc.d {start | stop | restart} daemon   systemctl {start | stop | restart} daemon.service  サービスの状態を変更する。
 rc.d list   systemctl list-unit-files --type=service  サービスを一覧する。
 chkconfig daemon {on | off}   systemctl {enable | disable} daemon.service  サービスをオン・オフにする。
 chkconfig daemon --add   systemctl daemon-reload  設定やスクリプトを作成・修正する際に使用。

ターゲット表

SysV ランレベル systemd ターゲット 説明
0 runlevel0.target, poweroff.target システムをシャットダウンする。
1, s, single runlevel1.target, rescue.target シングルユーザーモード。
2, 4 runlevel2.target, runlevel4.target, multi-user.target ユーザー定義・サイト指定ランレベル。デフォルトでは、3 と同一。
3 runlevel3.target, multi-user.target マルチユーザー、非グラフィカル。一般的にマルチコンソールやネットワークを介してログインするのに使われます。
5 runlevel5.target, graphical.target マルチユーザー、グラフィカル。通常、ランレベル 3 の全てのサービスにグラフィカルログインを付加。
6 runlevel6.target, reboot.target 再起動
emergency emergency.target 緊急シェル