「Intel GMA 3600」の版間の差分

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2017年2月2日 (木) 21:10時点における版

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Intel GMA 3600 シリーズは PowerVR SGX 545 グラフィックコアがベースの内蔵ビデオアダプタのファミリーです。Atom N2600 と Atom N2800 で使われています。

ニュース

Intel は PowerVR のグラフィックドライバーをリリースしています: http://downloadcenter.intel.com/Detail_Desc.aspx?agr=Y&DwnldID=21938

注意: 最新版 1.03 (10/01/2012) は以下のバージョンに依存しています:

バンドル "Ant"

* カーネル: 3.0.0
* Mesa GL: 7.9
* Xorg: 1.9

バンドル "Bee"

* カーネル: 3.1.0
* Mesa GL: 7.11
* Xorg: 1.11

よっぽど古いシステムを動かしているのでないかぎり、このドライバーは Arch Linux では使えません。

カーネルモジュールドライバー

カーネル v3.3 からアダプタの実験的なサポートが含まれており、カーネル v3.5 では GMA3600 の電源機能がサポートされました。現在ではサスペンド/復帰が問題なく動作するはずです。

復帰後に黒画面になる場合は次を試してください:

sudo touch /etc/pm/sleep.d/99video

Xorg ドライバー

今のところ、Xorg サーバーのアクセラレーションドライバーは存在しません。ただ xorg-server パッケージに含まれている Xorg の modesetting ドライバーを使うことで多少のサポートは得られます:

/etc/X11/xorg.conf.d/20-gpudriver.conf
 Section "Device"
     Identifier "Intel GMA3600"
     Driver     "modesetting"
 EndSection

modesetting ドライバーを使うことで LVDS, VGA などの端子の有効・無効を切り替えたり xrandr で解像度を変えられるようになります。

必要であれば以下の設定で LVDS を無効にして強制的に VGA を有効にできます:

/etc/X11/xorg.conf.d/20-gpudriver.conf
 Section "Device"
     Identifier "Intel GMA3600"
     Driver     "modesetting"
     Option     "Monitor-LVDS-0" "Ignore"
     Option     "Monitor-VGA-0" "Monitor"
 EndSection
 
 Section "Monitor"
     Identifier "Ignore"
     Option     "Ignore"
 EndSection
 
 Section "Monitor"
     Identifier "Monitor"
     Option     "Enable"
 EndSection

動画の再生

チップの力を使ってグラフィックアクセラレーションでフル HD の動画を再生することはできません。Atom CPU のパワーを最大限使って動画をデコードするには:

$ mplayer -lavdopts threads=4 -fs myvideo.avi

参照