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2017年10月23日 (月) 23:54時点における版

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Ncmpcpp または ncmpcpp は ncmpc と同じような UI が付属する mpd クライアントです (mopidy と互換性があります)。正規表現によるライブラリの検索や、拡張音声フォーマットのサポート、アイテムのフィルタリング、プレイリストのソートや、ローカルファイルシステムのブラウザなど、便利な機能が用意されています。

ncmpcpp/mpd はクライアント/サーバーの関係で共同して動作するため、Ncmpcpp を使うには mpd をシステムで動かせるようにしておく必要があります。

インストール

公式リポジトリから ncmpcppインストールしてください。

基本設定

The shell "GUI" for ncmpcpp のシェル "GUI" は細かくカスタマイズすることができます。~/.ncmpcpp/config をお好きなように編集してください。インストール後、~/.ncmpcpp/config が作成されていなかった場合は、サンプル設定をコピーして所有者を変更し、以下の3つの設定オプションを編集してください:

  • mpd_host - mpd が存在するホストを指定します。同一マシン上にある場合は "localhost" または "127.0.0.1"。
  • mpd_port - mpd のデフォルトは "6600" です。
  • mpd_music_dir - mpd.conf で指定した "music_directory" と同じディレクトリ。

詳しい解説は、以下の資料を見てください:

ビジュアライゼーションの有効化

ビジュアライゼーションを使うには、/etc/mpd.conf に以下の行を追加してビジュアライゼーションの高速フーリエ変換データの生成を有効化してください:

audio_output {
    type                    "fifo"
    name                    "my_fifo"
    path                    "/tmp/mpd.fifo"
    format                  "44100:16:2"
}

また、以下の行を ~/.ncmpcpp/config に追加する必要があります:

visualizer_fifo_path = "/tmp/mpd.fifo"
visualizer_output_name = "my_fifo"
visualizer_sync_interval = "30" 
visualizer_in_stereo = "yes"
visualizer_type = "spectrum"
visualizer_look = "+|"
  • visualizer_sync_interval - mpd からの音声出力とビジュアライザーを同期する間隔を設定。あまり頻繁に同期してしまわないように10以上に設定してください。あまり下げ過ぎるとビジュアライゼーションがフリーズします。推奨値は30ですが、音楽とビジュアライゼーションがズレてしまう場合は減らしましょう。
  • visualizer_type - ビジュアライゼーションをスペクトラムアナライザ (spectrum/ellipse) または波形 (wave/wave_filled) に設定。
  • visualizer_look - ビジュアライザーの外観を設定 (2文字の文字列を設定する必要があります: wave および wave_filled では1文字目が、spectrum および ellipse では2文字目が使われます)。

使用方法

ncmpcpp のロード

シェルで ncmpcpp をロードしてください:

$ ncmpcpp

表示画面

ncmpcpp の表示画面のリスト:

  • 1 - 現在のプレイリスト
  • 2 - ファイルシステムブラウザ
  • 3 - DB 検索
  • 4 - ライブラリ
  • 5 - プレイリストエディタ
  • 6 - タグエディタ (超強力!)
  • 7 - 出力の選択
  • 8 - ミュージックビジュアライザー
  • = - 時計
  • F1 - ヘルプ

他の UI キー

  • q - 終了
  • f - 早送り
  • b - 早戻し
  • \ - classic と alternative ビューを切り替える
  • # - ファイルのビットレートを表示
  • i - 曲の情報を表示
  • I - アーティスト情報を表示 (~/.ncmpcpp/artists/ARTIST.txt に保存)
  • L - 使用する歌詞データベースを変更
  • l - 現在の曲の歌詞を取得して表示/非表示
  • > - 次のトラック
  • < - 前のトラック
  • p - 再生/停止
  • + - ボリュームを 2% 上げる
  • - - ボリュームを 2% 下げる

再生モード

右上にはコントロールパネルが表示されます。alternative モードの場合:

1:40/4:16 1082 kbps                            ──┤ Criminal ├──                                       Vol: 98%
[playing]                             Disturbed - Indestructible (2008)                               [-z-c--]

classic モードの場合:

─────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────[zc]

表示は再生モードを表しています。左から順番に説明すると以下の通りです:

  • r - repeat モード [r-----]
  • z - random モード [-z----]
  • y - single モード [--s---]
  • R - consume モード [---c--] (現在のトラックを繰り返し再生)
  • x - crossfade モード [----x-] (プレイリストから現在のトラックを削除)

最後の "-" は u でデータベースを更新したときに有効になります。

キーのマップの変更

キーバインドと機能のリストは npmpcpp の中から F1 を押すことで確認できます。/usr/share/doc/ncmpcpp/bindings~/.ncmpcpp/ にコピーして編集することでデフォルトのキーは簡単に再マップできます。

参照