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[https://github.com/spanezz/nodm nodm] はシステムの起動時に X セッションを自動的に起動するオートマチックディスプレイマネージャです。スマートフォンなどのデバイス向けに作られていますが、セキュリティに不安がないのであれば、普通のコンピュータでも使うことができます。
   
 
==インストール==
 
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nodm をインストールしたら、{{ic|/etc/nodm.conf}} ファイルを編集します。
 
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NODM_USER='{user}'
 
NODM_USER='{user}'
 
NODM_XSESSION='/home/{user}/.xinitrc'
 
NODM_XSESSION='/home/{user}/.xinitrc'
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スクリプトは実行可能である必要があります:
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$ chmod +x ~/xinitrc
   
 
systemd サービスを有効化することでブート時に起動するようになります:
 
systemd サービスを有効化することでブート時に起動するようになります:
   
sudo systemctl enable nodm
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# systemctl enable nodm
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=== ログインセッション ===
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セッションを適切に処理するには、次の内容を含む pam.d ファイルを作成します。
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{{hc|1=/etc/pam.d/nodm|2=
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#%PAM-1.0
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  +
auth include system-local-login
  +
account include system-local-login
  +
password include system-local-login
  +
session include system-local-login
  +
}}

2023年8月19日 (土) 20:15時点における最新版

関連記事

nodm はシステムの起動時に X セッションを自動的に起動するオートマチックディスプレイマネージャです。スマートフォンなどのデバイス向けに作られていますが、セキュリティに不安がないのであれば、普通のコンピュータでも使うことができます。

インストール

nodm パッケージをインストールしてください。

使い方

他のディスプレイマネージャの systemd サービスは無効化して起動しないようにしてください。

nodm をインストールしたら、/etc/nodm.conf ファイルを編集します。

NODM_USER を自動的にログインするユーザーに設定して、セッションを起動するスクリプトに NODM_XSESSION 変数を変更してください:

NODM_USER='{user}'
NODM_XSESSION='/home/{user}/.xinitrc'

スクリプトは実行可能である必要があります:

$ chmod +x ~/xinitrc

systemd サービスを有効化することでブート時に起動するようになります:

# systemctl enable nodm

ログインセッション

セッションを適切に処理するには、次の内容を含む pam.d ファイルを作成します。

/etc/pam.d/nodm
#%PAM-1.0

auth      include   system-local-login
account   include   system-local-login
password  include   system-local-login
session   include   system-local-login