Powerdown

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Powerdown は Taylorchu によって開発されている、コンピュータの電力消費を抑える全ての設定を結集してバッテリーの寿命を伸ばすスクリプト群です。

警告: 自己責任で使って下さい。最後まで一読してから、システムの互換性がない設定を無効にすることを推奨します。

インストール

AUR から powerdown-gitAUR をインストールします。

ノート: Powerdown は NMI watchdog を停止しようと試みます。もし動かなかった場合、サスペンド中に "Dazed and confused" と表示されます。カーネルコマンドラインに nmi_watchdog=0 を定義することでこれを無効にできます。

以下の行を ~/.xinitrc に追加すればアイドル状態が5分間経過したときにスクリーンモニタが消灯します:

~/.xinitrc
# screen powersave
xset +dpms
xset dpms 0 0 300
ノート: このスクリプトが使えない場合は、consoleblank=0 をカーネルコマンドラインに付与し、以下の xset コマンドを実行してください (これは powerdown スクリプトに対する大きな変更です):
xset s off
xset s noblank
xset s noexpose
xset c on
xset -dpms

powerdown シェルスクリプトは /usr/bin 以下にあります。必要に応じて編集してください。不要なオプションはコメントアウトしてください。

使い方

以下のテーブルはインストールされるスクリプトを全て示しています。

名前 機能
powerdown, powerup 全ての電源を入れる・落とす。
powerdown-functions powerdown や powerup によって用いられる機能を定義します。
powernow 現在の電力使用状況や設定を表示します。
powerdown.rules powrdown や powerup をロードする Udev ルール。
suspend-to-mem RAM にサスペンド。
suspend-to-disk HDD にサスペンド。初回時に 2GB のスワップファイルを作成します。
suspend-hybrid 初めに RAM にサスペンドし、10分後 HDD にサスペンドします。
pm-is-supported, pm-powersave, pm-suspend, pm-hibernate pm-utils 構文のラッパー (レガシーサポート用)。

再起動後、スクリプトはターミナルで実行できるようになります。

電源の状態が変わった時に自動的に電源を落とす

Powerdown は Udev ルールにより自動的にロードされます。そのためデーモンや rc スクリプト、service ファイルは不要です。

しかし、マシンによっては動作しないことがあるので、その場合 upowner.servicesystemd で有効にしてください:

# systemctl enable upower.service

もしくは upower -e.xinitrc に定義します。

設定

powerdown の設定ファイルは存在しないため、/usr/bin/powerdown を手動で編集して値を変更する必要があります。しかしながら、変更はアップデートによって上書きされるので注意してください。

FAQ

HDD がいつもよりスピンアップしたりカチカチ言うのですが、これに関する設定は powerdown のどこにありますか?

次のコマンドで高い値を設定してください:

hdparm -B

インストールしたら必要なくなるパッケージ

ソース

  1. powertop, powertop2: these packages have no updates for at least 3-4 years. if you think kernel has no changes on power management for 3 or 4 years, go ahead and continue to use them. Replacement: powernow is included in new powerdown. it shows laptop power usage in mWh. the value is usually between 10000 to 25000.
  2. laptop-mode-tools: this is a huge framework on power management. It has dozens of configs you need to setup, which normally no one knows how to control them. I think it is a "troubleware"; to use it properly, you have to google more. most of time, you dont even know what works or not. Replacement: powerdown shows what does not work right in the screen. it contains all the rules optimized that just work.
  3. tuxonice, uswsusp, pm-utils: too hassle to set things up. again, they complicate suspend and resume. the default kernel already support suspends and resume pretty well. Replacement: ps2mem uses default kernel for ram suspend and resume. you just run "sudo suspend-to-mem"; no framework, no setup.
  4. turn-off solves a bug in kernel(even in 3,4 rc that ehci_hcd messes up shutdown when it is set to powersave mode). This is a wrapper for 'poweroff'. You just call it to shut down your arch box.

参照