Request Tracker

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このガイドでは MySQL, Apache, mod_perl を使用して http://localhost/rt からアクセスできる RT (Request Tracker) サーバーを作成します。RT は他のデータベースやウェブサーバー (デーモンとして動作させることもできます), Perl エンジンをサポートしていますが、このページでは触れません (適切な RT のドキュメント を見てください)。

インストール

パッケージのインストール

AUR の rtAUR パッケージをビルド・インストールしてください。Perl の依存パッケージを大量にインストールする必要があります。AUR ヘルパーが役に立つでしょう。Apache もインストールしてください。

Apache の設定

/etc/httpd/conf/httpd.conf の LoadModule セクションに以下の行を追加してください:

LoadModule perl_module modules/mod_perl.so

そして httpd.conf の一番下に以下を追加:

AddDefaultCharset UTF-8
DocumentRoot "/opt/rt4/share/html"

<Location "/rt">
  Order allow,deny
  Allow from all

  SetHandler modperl
  PerlResponseHandler Plack::Handler::Apache2
  PerlSetVar psgi_app /opt/rt4/sbin/rt-server
</Location>

<Directory "/opt/rt4/share/html">
  Order allow,deny
  Allow from all
</Directory>

<Perl>
  use Plack::Handler::Apache2;
  Plack::Handler::Apache2->preload("/opt/rt4/sbin/rt-server");
</Perl>

MySQL データベースの作成

MySQL サーバーをインストール・セットアップしてください。以下のコマンドを root で実行することで RT のデータベースを作成できます (/opt/rt4/etc/schema.mysql に書き込まれます):

# /opt/rt4/sbin/rt-setup-database --action init

RT の設定

/opt/rt4/etc/RT_SiteConfig.pm (RT_Config.pm ではありません) を編集して RT のシステム設定を行います。RT_Config.pmRT_SiteConfig.pm のリファレンスとして使うことができるデフォルトの設定ファイルです。以下のように Perl の構文を使います:

Set($variable, 'setting');

最低でも2つの項目の設定が必要です。WebPath は RT の DocumentRoot を指定します (このページの例では http://ip_address/rt)。CSS や画像を正しくロードするために必須です。DatabasePassword は RT が使用する MySQL データベースのパスワードを指定し、内部ユーザーを使って接続されます (デフォルトは rt_user)。RT_SiteConfig.pm に以下のように追加してください:

Set($WebPath, '/rt');
Set($DatabasePassword, 'your_password');

データベースのパスワードを設定したら、データベースに接続 ([1]) して MySQL ユーザーを更新してください:

USE mysql;
UPDATE user SET password=PASSWORD('your_password') WHERE user='rt_user';
FLUSH PRIVILEGES;
ヒント: 内部ユーザーを使って MySQL サーバーに手動でログインすることはないため、パスワードは長く強固なものを設定してください。pwgen というプログラムで生成できます。ハッキングされないようにランダムな50文字程度のパスワードを設定すると良いでしょう。

RT を使う

上記のセクションが完了したら、httpd を再起動して http://localhost/rt に接続してみてください。デフォルトの管理者アカウントは root:password です。

RT_SiteConfig.pm の設定

/var/log/httpd/error_logRT_SiteConfig.pm ファイルをの設定を変更するように提案されることもあります。RT のページをロードしたときに何もエラーが出力されないように設定することを推奨します。

ドキュメント

RT を立ち上げることができたら後は使用するだけです。RT の設定方法は Best Practical のオンラインドキュメント を見てください。