「Unclutter」の版間の差分

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(ページの作成:「Category:X サーバー en:Unclutter Unclutter は必要ないときに X のマウスカーソルを非表示にして、マウスカーソルが邪魔になら...」)
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2016年2月4日 (木) 18:02時点における版

Unclutter は必要ないときに X のマウスカーソルを非表示にして、マウスカーソルが邪魔にならないようにします。マウスを動かせばマウスカーソルは再度表示されます。マウスを使う機会があまりないタイル型ウィンドウマネージャを使用する場合などに Unclutter は非常に有用です。

インストール

公式リポジトリから unclutterインストールしてください。もしくは AUR から最新版の unclutter-xfixes-gitAUR をインストールすることもできます。

使用方法

.xinitrc ファイルや WM/DE を使って unclutter を起動するようにしてください。例えば、.xinitrc に以下を追記します:

unclutter &

既知のバグ

マウスカーソルの挙動がおかしくなる

タイル型ウィンドウマネージャ (xmonadi3 など) で unclutter を使用すると問題が発生する場合、unclutter-xfixes-gitAUR をインストールするか -grab オプションを使ってください:

unclutter -grab &
ノート: -grab オプションを使うと slocki3lock などの画面ロックアプリケーションが機能しなくなります。

Unclutter を使っていると SDL 製のゲームでマウスが変な動きをすることもあり、その問題が原因で、マウスカーソルが一定の場所にリセットされます。詳細は こちら を参照。

SDL の問題に対する対処方法は2つあります。環境変数に SDL_VIDEO_X11_DGAMOUSE=0 を追加する方法 (ゲームによっては上手くいきません) と -grab オプションを使って unclutter を起動する方法です。ただし、grab オプションを使用すると gksu などのアプリケーションが正しく動作しなくなるので注意してください。

代替

unclutter-xfixes

Unclutter は90年代初期に作られたツールで、それからアップデートされていません。Unclutter は偽のウィンドウを作成したりアクティブなポインタグラブを作成することで動作しますが、どちらも問題を抱えています。現在では、X11 拡張として Xinput2 と Xfixes がリリースされており、大抵のユーザー環境で使用することが可能です。unclutter-xfixes-gitAUR はこれらの新しい拡張を使用して、他のアプリケーションに干渉することなくカーソルを非表示にできます。

参照

http://linuxappfinder.com/package/unclutter - Unclutter on Linux App Finder