VA-API

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Video Acceleration API は動画デコード・エンコードのハードウェアアクセラレーションを提供するための仕様及びオープンソースライブラリです。

サポートしているハードウェア

オープンソースドライバー:

プロプライエタリドライバー:

サポートしているフォーマット

オープンソース プロプライエタリ
AMD Intel Nvidia AMD Nvidia
MPEG2 デコード Radeon 9500 以降 GMA 4500 以降 GeForce 8 以降 Radeon HD 4000 以降 GeForce 8 以降
MPEG4 デコード Radeon HD 6000 以降
GeForce 200 以降 Radeon HD 6000 以降 GeForce 200 以降
H264 デコード Radeon HD 4000 以降 GMA 45001, Ironlake Graphics 以降 GeForce 8 以降 Radeon HD 4000 以降 GeForce 8 以降
VC1 デコード Radeon HD 4000 以降 Sandy Bridge Graphics 以降 GeForce 8200, 8300, 8400, 9300, 200 以降 Radeon HD 4000 以降 GeForce 8 以降
MPEG2 エンコード
Ivy Bridge Graphics 以降
H264 エンコード
Sandy Bridge Graphics 以降

1libva-driver-intel-g45-h264 パッケージによってサポートされています。方法と注意事項は GMA 4500 での H.264 デコーディングを見て下さい。

あなたの GPU でどのプロファイルがサポートされているか知るために、libva パッケージによって提供されている、次のコマンドを実行してください:

$ vainfo

VAEntrypointVLD はあなたのカードがそのフォーマットをデコードできることを意味していて、VAEntrypointEncSlice はそのフォーマットをエンコードできることを意味しています。

設定

libva-vdpau-driver は手動で環境変数を使って有効にする必要があります:

export LIBVA_DRIVER_NAME=vdpau

サポートしているソフトウェア

GStreamer

公式リポジトリにある gst-vaapi パッケージをインストールしてください。

$ gst-launch-1.0 playbin uri=file:///path/to/foobar.mpeg

フォーマットがサポートされていれば、VA-API が自動で使われます。

GStreamer ベースのプレイヤー:

  • totem: 設定は必要ありません。

MPlayer

公式リポジトリにある mplayer-vaapi パッケージをインストールしてください。

$ mplayer -vo vaapi -va vaapi foobar.mpeg
  • -vo - vaapi ビデオ出力ドライバの選択
  • -va - vaapi ビデオデコードドライバの選択
ノート: VDPAU バックエンドがある mplayer2AUR も使えます。詳細は MPlayer#VDPAU を有効にする を参照してください。

MPlayer ベースのプレイヤー:

  • gnome-mplayer: ハードウェアアクセラレーションを有効にするには: 編集 -> 環境設定 -> プレイヤー からビデオの出力を "vaapi" に設定してください。
  • smplayer: ハードウェアアクセラレーションを有効にするには: オプション -> 環境設定 -> 全般 -> ビデオ から出力ドライバーを "vaapi" に設定してください。

VLC media player

公式リポジトリにある vlc パッケージをインストールしてください。

ハードウェアアクセラレーションを有効にするには: ツール -> 設定 -> 入力とコーデック から "GPUアクセラレーションを使用" にチェックを入れて下さい。