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2017年1月29日 (日) 00:36時点における版

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X-Video Motion Compensation (XvMC) は X.Org サーバーの拡張です。XvMC API を使うことによってビデオプログラムは動画のデコード処理を GPU ビデオハードウェアにオフロードすることができます。XvMC のアクセラレーションは CPU の仕事を減らすので、ビデオ再生に必要なプロセッサの敷居を下げ、HDTV の動画再生に効果的です。

ノート: 最近では XvMC は新しい GPU をより良くサポートしている VA-API と VDPAU によって置き換えられつつあります。ハードウェアビデオアクセラレーションを見てください。

サポートしているハードウェア

MPEG-1 と MPEG-2 のビデオだけが全てのドライバーでサポートされています。

設定

オープンソースのドライバは設定しなくても動作します。プロプライエタリのドライバでは新しいファイル /etc/X11/XvMCConfig を作成して以下を追加してください:

  • NVIDIA の GPU では:
libXvMCNVIDIA_dynamic.so.1
  • AMD の GPU では:
libAMDXvBA.so.1

サポートしているソフトウェア

ヒント: フルスクリーンモードを使い GUI を無効にすることで動画の再生中に発生するちらつきを減らすことができます。

MPlayer

公式リポジトリにある mplayer パッケージをインストールしてください。

$ mplayer -vo xvmc -fs foobar.mpeg
  • -vo - xvmc ビデオ出力ドライバの選択
  • -fs - フルスクリーン再生 (任意)

MPlayer ベースのプレイヤー:

  • gnome-mplayer: 設定を開きビデオの出力を "xvmc" に設定して "Enable Video Hardware Support" を選択してください。
  • smplayer: 設定を開きビデオの出力を "xvmc" に設定して "Enable screenshots" の選択を外して下さい。

xine

公式リポジトリにある xine-ui パッケージをインストールしてください。

$ xine -V xvmc -f -g --no-splash foobar.mpeg

または

$ xine -V xxmc -f -g --no-splash foobar.mpeg
  • -V - xvmc や xxmc ビデオドライバの選択
  • -f - フルスクリーンモードで起動 (任意)
  • -g - GUI を隠す (任意)
  • --no-splash - スプラッシュ・スクリーンを表示しない (任意)

参照