ASUS Zenbook UX303

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このページでは ASUS Zenbook UX303 Ultrabook に Arch Linux をインストール・設定する方法を説明します。

大量のモデルが存在しますが、メインのモデルは2つだけです。Intel と NVIDIA のグラフィックカードを搭載した UX303LN と Intel のグラフィックカードだけ搭載した UX303LA です。UX32LN と UX32LA はハードウェアの多くを共有していますが (Elantech 製) タッチパッドなど細部に差異が存在します。

インストール

問題はありませんが、UEFI でインストールするようにしてください。Asus の UEFI は UEFI ブートと Legacy BIOS モードの両方が使えます。

互換性

ハードディスク

SSD を搭載しているモデルの場合、ソリッドステートドライブを読んでください。

メインディスクとして SSD を搭載してないモデルの場合、ハードディスクが30/60秒ごとに起動と停止を繰り返すことがあります。以下の udev ルールを追加してください:

/etc/udev/rules.d/50-hdparm.rules
# Configure hardisk power management: No more spin-down !!
KERNEL=="sda", SUBSYSTEM=="block", ACTION=="add", RUN+="/usr/bin/hdparm -B 255 -S 0 /dev/sda"

そして systemd の hdparm サービスを編集してください:

/etc/systemd/system/hdparm.service
[Unit]
Description=Local system resume actions
After=suspend.target

[Service]
Type=simple
ExecStart=/usr/bin/hdparm -B 255 -S 0 /dev/sda

[Install]
WantedBy=suspend.target

タッチパッド

タッチパッドは FocalTech モデルです。Linux カーネル 4.0.1-1 からサポートされています。

$ dmesg | grep FLT01
[    0.395565] pnp 00:06: Plug and Play ACPI device, IDs FLT0101 SYN0a00 SYN0002 PNP0f03 PNP0f13 PNP0f12 (active)
$ cat /sys/bus/acpi/devices/FLT0101\:00/status
15
$ xinput
⎡ Virtual core pointer					id=2	[master pointer  (3)]
⎜   ↳ FocalTechPS/2 FocalTech FocalTech Touchpad	id=14	[slave  pointer  (2)]

タッチパッドは Synaptics あるいは libinput で使うことができます。

Synaptics を使用する場合、タッチパッドの領域が広いため、感度の設定を調整すると良いでしょう。タッチパッドが反応しない場合、以下の設定を変更してみてください:

/etc/X11/xorg.conf.d/50-synaptics.conf
Section "InputClass"
        ....
	Option "FingerLow" "30"
	Option "FingerHigh" "35"
EndSection

タッチスクリーン

タッチスクリーンは Atmel maXTouch Digitize です。単純なタッチは特に設定をしなくても動作します。10点マルチタッチは libinput をインストールすることで機能します (libinput のテストツールで確認)。

ウェブカメラ

ウェブカメラは SuYin HF1019-T838-SN03 (USB 2.0, UVC) です。問題なく動作します。

Wifi

無線チップセットは Intel(R) Dual Band Wireless N 7260, REV=0x144 です。最近のカーネルであれば iwlwifi カーネルモジュールとファームウェアバージョン 23.214.9.0 で問題なく動作します。デバイスの名前は wlp2s0 です。

Bluetooth

Bluetooth チップセットは Intel N7260 モデル (無線チップセットと同じ) で問題なく機能します。intel/ibt-hw-37.7.10-fw-1.80.2.3.d.bseq ファームウェアが使われます。

グラフィック

メインのグラフィックチップセットは Intel Haswell チップセットで、i915 xorg ドライバーで問題なく動作します。詳しくは Intel Graphics を参照。

$ lspci
...
00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corporation Haswell-ULT Integrated Graphics Controller (rev 0b)

セカンダリグラフィックカードは NVIDIA GeForce 840M です (UX303LN モデル):

$ lspci
....
03:00.0 3D controller: NVIDIA Corporation GM108M [GeForce 840M] (rev a2)

セカンダリカードとメイングラフィックは NVIDIA Optimus によるハイブリッド構成となっています。カードは公式リポジトリの nvidia ドライバーで動作します。Bumblebee を使うことで NVIDIA カードを活用することが可能です。

キーボードバックライト

以下のコマンドで4段階で設定できます (0 から 3):

# tee /sys/class/leds/asus::kbd_backlight/brightness <<< 3

ディスプレイバックライト

以下のコマンドで設定できます (最大値は 825 です):

# tee /sys/class/backlight/intel_backlight/brightness <<< 500

カーネル 3.17 では、最大値は 187 となります。

Ambient Light Sensor (ALS)

内蔵されている環境光センサーを使う方法は ASUS Zenbook Prime UX31A#Ambient Light Sensor (ALS) を参照してください。

Zenbook Prime と報告される輝度の値が違うため UX303 ではいまのところユーザースペースのプログラムは正しく機能しません。

QHD+ ペンタイルディスプレイ

一部のモデルは 3200x1800 (擬似的な 3200x1800 RG/BW ペンタイル) ディスプレイを搭載しており、文字が小さく表示されますが、サブピクセルマトリクスが不完全なために読むのが困難に感じるかもしれません。

フォントの大きさを変える方法は HiDPI のページを見てください。

サスペンド/復帰

Linux 4.0.1-1 以前では、サスペンドからの復帰に問題があり、確実に電源を切ることができませんでした。Linux 4.0.1-1 以上では問題なく機能します。サスペンドキー (Fn+F1) も特に設定しなくても動作します。

復帰時に、Intel の GPU がハングアップして再起動が必要になることがあります。再起動は自動的に行われますが復帰にかかる時間がかなり長くなります。復帰時間が長すぎる場合 dmesgGPU HANG から始まるメッセージがないか確認してください。メッセージを見つけたら、i915.enable_execlists=0 カーネルパラメータを試してみてください。

サスペンドがときどき失敗する場合 (サスペンドしようとするとカーネルがクラッシュする)、おそらく bios とカーネルのバグ が原因です。mei_memei カーネルモジュールをブラックリストに追加してみてください。

バッテリー

バッテリー容量は 4429mAh で、通常の使用であれば3時間以上は持ちます (負担率 0.3 で WiFi を有効にし、輝度を中程度まで下げた場合)。最大容量近くまで達するとバッテリーは充電を止めて acpi ツールは "discharging at zero rate" メッセージを表示します。この挙動は完全に新しいバッテリーでも確認できます。ACPI ツールはバッテリーの状態を正しく認識することができます。

  • 電源が満杯の場合:
$ acpi -i
Battery 0: Discharging, 98%, discharging at zero rate - will never fully discharge.
Battery 0: design capacity 4429 mAh, last full capacity 4076 mAh = 92%
  • 充電中の場合:
$ acpi -i
Battery 0: Charging, 94%, 00:11:53 until charged
Battery 0: design capacity 4429 mAh, last full capacity 4110 mAh = 92%
  • 放電中の場合:
$ acpi -i
Battery 0: Discharging, 98%, 03:22:03 remaining
Battery 0: design capacity 4429 mAh, last full capacity 4076 mAh = 92%

バッテリーの持ちは搭載されている LCD パネルによって変わります。上記の値は QHD ディスプレイが搭載されているモデルのものです。

Laptop Mode Tools パッケージもインストールすることを推奨します。UX303LB ノートパソコン (Broadwell) ではバッテリーの持ちがかなり改善します。

マイク

マイクは特に設定しなくても機能します。録音したり VoIP が使えない場合、マイクがミュートになっていないか確認してください。

ファンクションキー

バックライトと機内モード以外のファンクションキーは特に設定しなくても動作します (カーネル 3.17 現在)。修正するには acpi_osi= カーネルパラメータを追加してください。

UX303LA (カーネル 4.1.13) では xev で輝度キーのイベントを確認できませんが、F3 と F4 は XF86KbdBrightnessDown と XF86KbdBrightnessUp として認識されます。

UX303UB (カーネル 4.4.5-1) では、カーネルパラメータを追加してから、以下の内容で /etc/X11/xorg.conf.d/20-intel.conf ファイルを作成してください:

 Section "Device"
   Identifier  "card0"
   Driver      "intel"
   Option      "Backlight"  "intel_backlight"
   BusID       "PCI:0:2:0"
 EndSection

トラブルシューティング

USB 3.0

USB 2.0 デバイスでしか USB 端子が使えない場合、BIOS の "Advanced" -> "USB Configuration" から "XHCI Pre-Boot Mode" を無効化してください。

ノート: "XHCI Pre-Boot Mode" を無効化すると、USB 端子が USB 2.0 モードでしか使えなくなるので注意してください。