archinstall は Arch Linux をインストールするためのヘルパーライブラリです。いくつかの事前設定されたインストーラー、例えば "guided" インストーラーなどがパッケージに含まれています。
このドキュメントは Python ライブラリとしての archinstall の使用については扱いません。その目的では 公式ドキュメント を参照してください。
警告:
- archinstall は、すべてのユーザーおよび (セカンダリ) ディスク暗号化パスワードをプレーンテキストで保存します。 [1]
- archinstall は、標準の インストール 手順とは異なるデフォルトを提供します。archinstall を使ってインストールしたシステムを使用している時は、サポートリクエスト内でそのことに言及して
/var/log/archinstall/install.log
を提供してください。
- /home に独立したパーティションを指定すると、archinstall は推奨値 (23 GiB から 32 GiB) より小さいルートパーティションを作成します。
インストーラーの実行
始めに、インストールガイド#インストールの準備 に従って ライブ環境 を入手して起動してください。archinstall パッケージはライブメディアに含まれていて、直接実行することができます。
# archinstall
ガイド付きインストーラーは、公式ドキュメント で説明されている複数のステップを実行したり、ユーザーに入力を求めます。
警告: root パスワードを空白のままにすると、root アカウントは無効になり、特権昇格には
sudo を使うことになります。これはシステムからあなたを締め出す可能性があるため、一般的に推奨されません。
Sudo#root ログインを無効化 を参照してください。
ノート:
- v2.7.1 で日本語翻訳が追加されました。Linux コンソールだと日本語表示が文字化けするので、使用する場合はデスクトップ環境を備えた Arch ベースのディストリビューションを起動して、Konsole などから archinstall を実行してください。
- インストーラーはインストールされるシステムに Systemd-networkd を使って有線インターフェースを設定することや、ISO で使用されている設定をコピーすることができます。これは、Iwd#iwctl を使って無線インターフェースを設定している場合、そのパスワードを含む設定は、インストールされるシステムにコピーされることを意味します。ISO に存在する有線インターフェースの設定もコピーします。
追加のパッケージは Write additional packages to install
プロンプトの後に指定することでインストールできます。
インストールが完了したら、安全に再起動できることを示す緑のテキストが表示されます。これは、再起動に使用するコマンドでもあります。
プロファイル
archinstall は プロファイル、あるいは複数のパッケージと事前設定されたオプションを含み、ベースシステムの次にインストールすることができます。
警告: パッケージに含まれているプロファイルは archinstall 固有のもので、パッケージメンテナによるサポートはありません。ユーザーはそれぞれのプロファイルの詳細を、使用する前に確認することが推奨されます。
参照
翻訳ステータス: このページは
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