FVWM

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FVWM は安定していて、強力かつ効率的な ICCCM 互換の X Window System 向けマルチ仮想デスクトップウィンドウマネージャです。テキストエディタで設定ファイルを編集することでほとんど全ての設定をするので、使用するには多少努力が必要ですが、ちゃんと学べば思いのままに動作するデスクトップ環境が手に入ります。FVWM を使用するにあたってプログラミング言語の知識は不要ながら、M4CPerl を使うことで FVWM を拡張することができます。FVWM には Perl で簡単に FVWM のモジュールを作成するための Perl ライブラリ が存在します。開発は活発で、サポートも充実。参考までに、FVWM は Feeble Virtual Window Manager の意です。

インストール

fvwm パッケージをインストールしてください。

fvwm+AUR[リンク切れ: パッケージが存在しません] をインストールすることもできます。また、/etc/pacman.conf に archlinuxfr を追加している場合 (非公式ユーザーリポジトリを参照)、通常のパッケージと同じように pacman でインストールできます。

FVWM の起動

KDM や GDM のセッションメニューに FVWM は自動的にリストアップされるはずです。表示されない場合、ユーザーの .xinitrc に以下を追加してください:

exec fvwm

logind セッションの維持などの詳細は xinitrc を見て下さい。

FVWM の活用

初めて FVWM を起動したときは、ほとんど何も表示されません。デスクトップを左クリックすることで、FVWM の基本設定を選択できます。使用したいモジュールを選択してください。デスクトップを作るために間違いなく何かしたいとなるはずなので、以下にヒントを記載します:

  • やや古くなっていますが、Zensites の FVWM ビギナーズガイド [1] は FVWM の機能を理解して基本的な設定をするのに役立ちます。
  • Gentoo Linux の Wiki には設定に関する便利なガイドがあります [2]
  • FVWM のホームページ [3] にはドキュメント [4], FAQ [5], FVWM Wiki [6]) そして FVWM フォーラム [7] のリンクがあります。
  • デスクトップを構築する一番よい方法はおそらく FVWM フォーラム [8] や Box-Look.org [9] に載っている設定を見て、好きなのを選んでインストールし、口にあるように修正することです。
  • 他の人が作った設定を使うときは、Thomas Adam (最も活発な FVWM 開発者) による設定ファイルのヒントを見ると良いでしょう [10]
  • Internet Archive のページ [11] は古いですが、fvwm-patched の唯一のオンラインドキュメントになります。
  • FVWM-Crystal は FVWM の設定を簡単にするアドオンです。Arch のリポジトリに fvwm-crystalAUR パッケージとして存在しています。設定は楽になりますが、設定ファイルを直接編集するときよりも柔軟性が減ります。
  • Xdg-menu はメニューを生成する便利なユーティリティです。
  • FVWM ではコンポジット効果を得るのに xcompmgr を使うことができます。
  • OpenboxFluxbox で提案されているアプリケーションが同じく FVWM でも使えます。

参照