Groff

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Wikipedia より:

Groff (GNU troff) は整形コマンドが含まれたプレーンテキストを読み込んで整形された出力を生成する組版システムです。

出力として PostScript, PDF, html, (ターミナルで表示するための) ASCII/UTF8 などを選ぶことができます。整形コマンドで使えるのは低水準な組版リクエスト (“primitive”) あるいは用意されているマクロです。また、ユーザーが自分でマクロを作成することも可能です。軽量でネイティブ言語を持つ groff を TeX Live の代わりとして使うこともできます。

インストール

groff パッケージは core リポジトリの base-devel グループに含まれているため、おそらく既にインストールされているはずです。インストールされていない場合は pacman で通常通りインストールしてください。

パッケージドキュメント

Groff の詳しいドキュメントや使い方は info パッケージで確認できます:

 info groff

Man ページには一般的な情報が含まれています:

 man groff

オンラインからドキュメントを確認することも可能です:

使用方法

Groff は強力ながら使いやすい軽量なシステムです。groff で作られたドキュメントの例を こちら で見ることができます。

-me マクロで作成されていますが、groff には複数のマクロが内蔵されています。

単純なドキュメントで ms を使ったり、あるいは mom を使って科学論文を作成することに興味がある場合、以下を見てください:

 man 7 groff_ms
 man 7 groff_mom

以下の資料で機能を確認できます:

ヒントとテクニック

キリル文字フォントのサポートの追加

キリル文字フォントを使用するドキュメントを ps や pdf で生成したときに文字化けする場合、以下の手順に従ってください:

  • キリル文字をサポートする type1 フォントをダウンロード (例えば こちら の Arial, Times, Courier。README.html を読んでください)
  • キリル文字 type1 フォントを /usr/share/fonts/gsfonts に配置 -- ghostscript がフォントを検索するデフォルトフォルダです
  • ghostscript のフォントマップファイル /usr/share/ghostscript/%YOUR_VERSION%/Resource/Init/Fontmap.GS を変更してデフォルトフォントをキリル文字のフォントに関連付けてください
 cd /usr/share/ghostscript/%YOUR_VERSION%/Resource/Init/
 cp Fontmap.GS Fontmap.GS.backup
 vim Fontmap.GS
  • '%' を使ってデフォルトの関連付けの行をコメントアウトしてください。以下のように新しいエイリアスを記述:
 %/Times-Roman /NimbusRoman-Regular ;
 /Times-Roman  /TimesNRCyrMT ;
 /TimesNRCyrMT (times8.pfb) ;

'(times8.pfb)' はコピーした type1 フォントの名前に置き換えてください。

  • ps ファイルでキリル文字を出力するときは groff コマンドの前に iconv を付けるようにします:
 iconv -f utf-8 -t koi8-r test.ms | groff -ms -Tps > test.ps && ps2pdf test.ps test.pdf

ポーランド語アルファベットを正しく表示する

ポーランド語のダイアクリティカルマークを表示するには:

 groff -Kutf8 -Tdvi -mec -ms test.ms > test.dvi
 dvipdfm -cz 9 test.dvi 

参照