Puppet

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Puppet ウェブサイト より:

Puppet はインフラストラクチャの管理において、プロビジョンや設定からパッチの適用、コンプライアンスまで、あらゆる場面でシステム管理者を補助する IT 自動化ソフトウェアです。Puppet を使うことで、繰り返し行うような作業を簡単に自動化することができ、重要なアプリケーションを素早くデプロイしたり、積極的に変更点を管理することができます。オンプレミス、あるいはクラウド上にある、数十のサーバーから数千のサーバーまでスケールします。

インストール

puppet は公式リポジトリからインストールできます。

Puppet の git リポジトリからインストールしたい場合、AUR から puppet-gitAUR をインストールできます。

puppet マスターをインストールしたい場合、AUR の puppetserverAUR パッケージをインストールします。詳しくは Puppet Server のページを見てください。

設定

Puppet のメインの設定ファイルは puppet.conf/etc/puppetlabs/puppet/puppet.conf にあります。

マスターかエージェントかにあわせて3つの設定セクションが存在します: [main], [agent], [master]

最低限必要な設定は以下の通りです:

  • server: puppet サーバーのホストネーム。デフォルト: puppet
  • report: ほとんどのユーザーは true に設定してください。
  • pluginsync: ほとんどのユーザーは true に設定してください。
  • certname: マシンの認証名 (一意な識別名)。デフォルト: fqdn

Puppet は /etc/puppetlabs/code/environments/production/manifests/site.pp のノード設定を確認します。

デーモンや cron、スタンドアロンに puppet を起動すると、/etc/puppetlabs/puppet/ssl/ ディレクトリに証明書が作成されます。次のコマンドで puppet マスターで証明書を承認してください: # puppet cert sign <name>

bindaddress のデフォルト値は "0.0.0.0" となっており、puppet は IPv4 しか listen しません:

bindaddress = 0.0.0.0

puppet マスターで IPv6 を listen するには、binaddress の値を以下のように設定してください:

bindaddress = ::

IPv4 と IPv6 の両方を listen するには、以下のように設定してください:

bindaddress = *

Facter

Facter は動作しているシステムに関する情報を収集する puppet の補助プログラムです。コマンド:

# puppet facts find facter
# facter -p
ノート: Facter は puppet の依存パッケージとしてデフォルトでインストールされます。

Puppet リソース

パッケージ

"Pacman" は puppet によってサポートされています。puppet 3.1.0 から特に設定がなくてもパッケージのインストールができます。

サービス

puppet 3.2.1 から archlinux の systemd が完全にサポートされています。今のところ Puppet の systemd プロバイダで使用するのはサービスを有効化する2つのコマンドだけです:

systemctl is-enabled <unit>, checking return code for the current enable state
systemctl enable/disable <unit> to change it.

また、サービスの実行は以下を使います:

# systemctl start/stop/restart <unit>

完全なユニット名 unit.service を使うことができます。

PuppetDB

PuppetDB は高速で伸張性・信頼性がある Puppet のデータウェアハウスです。Puppet によって生成されたデータをキャッシュして、強力な API によって驚異的な速度で高度な機能を使うことができます。PuppetDB は AUR の puppetdbAURpuppetdb-terminusAUR でインストールできます。