Samsung NP740U3L-L02US
Arch Linux で特に問題なく動作する 2-in-1 の Samsung 製ノートパソコンです。Windows 10 がプリインストールされています。
Samsung Notebook 7 Spin, Samsung NP740U3L-L02US|NP740U3L-L02US あるいは 740U3L など様々な名前で呼称されています。どれも同じ機種、あるいは類似機種を意味します。まだレビューや市場の情報は出揃っていません。
デュアルブート
NP740U3L は UEFI ノートパソコンです。デュアルブートするには BIOS でセキュアブートを無効化する必要があります。マシンが立ち上がったらすぐに F2 を押してセットアップを開いてください。"Boot" を選択して適切な設定を行ってください。場合によっては他の設定も変更する必要があります。設定を保存したらシャットダウンしてください。USB のインストールメディアを接続して、セットアップを開いたら、ブート順序メニューから USB を選択してください。
この機種に搭載されているハードドライブは 1TB です。Windows 10 とリカバリパーティションがそのほとんどを占めています。USB ドライブにインストールしたライブ CD ディストリを使えば GParted で簡単にリサイズすることができます。Windows 10 パーティションを適当な容量まで小さくしてから、リカバリパーティションをディスクの右側に移動して、Linux 用のパーティションを作成してください。例えば、以下のような構成が考えられます (Linux の容量を 700 GiB としています):
NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT sda 8:0 0 931.5G 0 disk ├─sda1 8:1 0 100M 0 part /boot ├─sda2 8:2 0 128M 0 part ├─sda3 8:3 0 214.9G 0 part ├─sda4 8:4 0 500M 0 part ├─sda5 8:5 0 11.4G 0 part ├─sda6 8:6 0 1G 0 part ├─sda7 8:7 0 695.2G 0 part / └─sda8 8:8 0 8.4G 0 part [SWAP]
上記の例では、Arch Linux をインストールするときに /dev/sda1
をブートパーティション、/dev/sda7
をルートパーティションとして使います。arch-chroot を実行する前に /dev/sda7
を /mnt/boot/
にマウントしてください。そして、/boot
にブートローダーをインストールします。UEFI の設定について、詳しくは Windows と Arch のデュアルブート#UEFI 環境を見てください。
ネットワーク/Wifi
NP740U3L には有線ポートが付いていません。
Wifi は初期設定から問題なく動作します。再起動した後でも無線で接続できるように、chroot 中に設定を行ってください。Wifi の 'iwlwifi' モジュールは特に設定をしなくてもロードされ問題なく機能します。
サウンド
PulseAudio で問題なく機能します。詳しいテストはしていません。
グラフィック
Intel HD Graphics 520 は特に設定をしなくても機能します。
ウェブカメラ
ウェブカメラは uvcvideo モジュールを使用します。特に設定は不要です。guguvcview で動作を確認済みです。
参照
- 仕様は こちら にあります。