Via Technologies
プロプライエタリ VIA ドライバは、不安定で安全でないとされているため、現在では利用できません。
目次
OpenChrome ドライバー
Unichrome の最も開発が活発なドライバーです。CLE266, KM400/KN400/KM400A/P4M800, CN400/PM800/PN800/PM880, K8M800, CN700/VM800/P4M800Pro, CX700, P4M890, K8M890, P4M900/VN896 チップセットをサポートしています。2D, 3D, Xvideo, XvMC による mpeg2 デコードを支援します。ブリーディングエッジならこのドライバーしかありえません。
OpenChrome ドライバーを取得するには、xf86-video-openchrome パッケージをインストールしてください。
xorg.conf
のドライバー名は openchrome
です。
トラブルシューティング
問題を修正するためにオプションを有効にするには、まず /etc/X11/xorg.conf.d/
に新しいファイル 10-openchrome.conf
を作成してください:
Section "Device" Identifier "My Device Name" Driver "openchrome" EndSection
X サーバーに乱れが生じたりウィンドウの再描写が行われなくなったときは、EnableAGPDMA
オプションを無効にして見て下さい:
Option "EnableAGPDMA" "false"
起動時 (GDM) やログインの後 (SLiM) にマシンがフリーズする場合、XAA オプション XaaNoImageWriteRect
を追加して見て下さい。ただしこのオプションが適用されるのは XAA アクセラレーションメソッド (AccelMethod
オプションで設定) を使っている時だけなので注意してください。0.2.906 から、デフォルトのアクセラレーションメソッドは EXA です。
Option "XaaNoImageWriteRect"
CPU の使用量が著しく上がったり UI のフレームレートが低い時は、次を追加して見て下さい:
Option "AccelMethod" "XAA"
LiveCD から起動した時に黒画面になる
Live-CD から起動した際、黒画面が表示されるときはカーネルコマンドラインに modprobe.blacklist=viafb
を追加してください。
システムをインストールした後、viafb
モジュールをブラックリストに入れる必要があります。
Unichrome と OpenGL
Via のグラフィックチップセットでの OpenGL サポートはかなり時代遅れになっています。現時点では派手なアプリケーションやゲーム、Compiz Fusion などのバックエンドとして OpenGL を使っているコンポジットデスクトップなどを動作させることはできないでしょう。Unichrome 3D ドライバーでは新しい OpenGL の拡張がサポートされていないためです。ただしシンプルな OpenGL アプリケーションは動かせる可能性があります。Unichrome の 3D ドライバーは DRI プロジェクトによって提供されています。
OpenGL を動かすには unichrome-dri と mesa パッケージをインストールしてください。
DPMS の問題
ラップトップのバックライトが消えないなど DPMS の問題が発生する場合は、xorg.conf
のデバイスセクションに次を追加して見て下さい:
Option "VBEModes" "true"
終了時にフリーズする
X を終了しようとするとコンピュータがクラッシュする場合、カーネルコンソールに vesa ドライバーを使わないようにして見て下さい。grub のカーネル行から vga を削除するなどしてください。