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== 設定のテスト == |
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− | 何もオプションを付けずに実行すると、''xrandr'' はシステムで利用可能な出力端子の名前 ({{ic|LVDS}}, {{ic|VGA-0}}, など) と各端子で利用できる解像度を表示します: |
+ | 何もオプションを付けずに実行すると、''xrandr'' はシステムで利用可能な出力端子の名前 ({{ic|LVDS}}, {{ic|VGA-0}}, など) と各端子で利用できる解像度を表示します (現在の解像度は {{ic|*}}、推奨解像度は {{ic|+}} が後ろに付きます): |
{{hc|xrandr| |
{{hc|xrandr| |
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... |
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+ | {{Note|上記のリストに使用したい解像度が表示されない場合、[[#検出されない解像度を追加する]]を参照してください。}} |
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''xrandr'' を使うことで特定の出力端子で解像度を設定できます (上記のリストに存在する解像度である必要があります): |
''xrandr'' を使うことで特定の出力端子で解像度を設定できます (上記のリストに存在する解像度である必要があります): |
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{{Note| |
{{Note| |
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* ''xrandr'' による設定は現在のセッション中だけ適用されます。 |
* ''xrandr'' による設定は現在のセッション中だけ適用されます。 |
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− | * ''xrandr'' には多数の機能が存在します。詳しくは {{ |
+ | * ''xrandr'' には多数の機能が存在します。詳しくは {{man|1|xrandr}} を見て下さい。 |
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''xrandr'' は RandR 拡張のシンプルなインターフェイスであり設定ファイルが存在しません。しかしながら、永続的な設定を行う方法が複数存在します: |
''xrandr'' は RandR 拡張のシンプルなインターフェイスであり設定ファイルが存在しません。しかしながら、永続的な設定を行う方法が複数存在します: |
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− | # RandR 拡張は [[Xorg# |
+ | # RandR 拡張は [[Xorg#設定|X の設定ファイル]]で設定できます。詳しくは [[マルチディスプレイ#RandR]] を参照してください。この方法では静的な設定だけが可能です。 |
# 動的な設定が必要な場合、X サーバーを起動するたびに ''xrandr'' コマンドを実行するようにしてください。詳しくは[[自動起動#グラフィカル]]を参照。この方法の欠点は起動プロセスに遅延が発生するということで、[[ディスプレイマネージャ]]を使用している場合、ディスプレイマネージャの解像度を変更することはできません。 |
# 動的な設定が必要な場合、X サーバーを起動するたびに ''xrandr'' コマンドを実行するようにしてください。詳しくは[[自動起動#グラフィカル]]を参照。この方法の欠点は起動プロセスに遅延が発生するということで、[[ディスプレイマネージャ]]を使用している場合、ディスプレイマネージャの解像度を変更することはできません。 |
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# ''xrandr'' を呼び出すカスタムスクリプトを特定のイベント (例えば外部モニターが接続された時) で実行することもできます。詳しくは [[acpid]] を見て下さい。[[#スクリプト]] セクションに役に立つようなサンプルスクリプトをいくつか記載しています。 |
# ''xrandr'' を呼び出すカスタムスクリプトを特定のイベント (例えば外部モニターが接続された時) で実行することもできます。詳しくは [[acpid]] を見て下さい。[[#スクリプト]] セクションに役に立つようなサンプルスクリプトをいくつか記載しています。 |
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==== 例 1 ==== |
==== 例 1 ==== |
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− | このスクリプトは外部モニター ({{ic|$ |
+ | このスクリプトは外部モニター ({{ic|$extern}} で指定) とデフォルトのモニター ({{ic|$intern}} で指定) を切り替えます。つまり一度にどちらか片方のモニターだけを使うようにします。 |
− | スクリプトを実行するときはデフォルトのモニター ({{ic|$ |
+ | スクリプトを実行するときはデフォルトのモニター ({{ic|$intern}} で指定) が接続されているようにしてください。ノートパソコンなら常時接続されているはずです。 |
{{bc|<nowiki> |
{{bc|<nowiki> |
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#!/bin/bash |
#!/bin/bash |
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+ | intern=LVDS1 |
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+ | extern=VGA1 |
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+ | if xrandr | grep "$extern disconnected"; then |
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− | IN="LVDS1" |
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+ | xrandr --output "$extern" --off --output "$intern" --auto |
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− | EXT="VGA1" |
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− | |||
− | if (xrandr | grep "$EXT disconnected"); then |
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− | xrandr --output $EXT --off --output $IN --auto |
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else |
else |
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− | xrandr --output $ |
+ | xrandr --output "$intern" --off --output "$extern" --auto |
fi |
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</nowiki>}} |
</nowiki>}} |
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+ | |||
+ | {{Note|外部モニターを有効にし続けたい場合、''else'' の中身を {{ic|xrandr --output "$intern" --primary --auto --output "$extern" --right-of "$intern" --auto}} に置き換えてください。}} |
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==== 例 2 ==== |
==== 例 2 ==== |
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{{bc|<nowiki> |
{{bc|<nowiki> |
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+ | declare -i count=2 |
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− | local times=2 |
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− | + | declare -i seconds=1 |
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− | while |
+ | while ((count)); do |
− | xrandr |
+ | xrandr >/dev/null |
sleep $seconds |
sleep $seconds |
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− | + | ((count--)) |
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done |
done |
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</nowiki>}} |
</nowiki>}} |
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まず {{ic|gtf}} か {{ic|cvt}} を実行して希望の解像度の ''Modeline'' を取得します: |
まず {{ic|gtf}} か {{ic|cvt}} を実行して希望の解像度の ''Modeline'' を取得します: |
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− | |||
− | 液晶ディスプレイ (例: Samsung 2343NW) の場合、{{ic|cvt -r}} コマンドを使います。 |
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{{hc|$ cvt 1280 1024| |
{{hc|$ cvt 1280 1024| |
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Modeline "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync |
Modeline "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync |
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}} |
}} |
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+ | {{Tip|1=液晶ディスプレイ (例: Samsung 2343NW や Acer XB280HK) の場合、{{ic|cvt -r}} コマンドを使います。}} |
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{{Note|Intel のビデオドライバー {{pkg|xf86-video-intel}} を使っている場合、{{ic|/var/log/Xorg.0.log}} に望みの解像度とプロパティが報告されている可能性があります。{{ic|gtf}} や {{ic|cvt}} の出力と違っている場合は先にそちらを使って下さい。ログの例: |
{{Note|Intel のビデオドライバー {{pkg|xf86-video-intel}} を使っている場合、{{ic|/var/log/Xorg.0.log}} に望みの解像度とプロパティが報告されている可能性があります。{{ic|gtf}} や {{ic|cvt}} の出力と違っている場合は先にそちらを使って下さい。ログの例: |
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上記の方法で起動時に {{ic|*ERROR* EDID checksum is invalid}} エラーが発生する場合、[[KMS#モードの強制と EDID]] や [http://askubuntu.com/questions/201081/how-can-i-make-linux-behave-better-when-edid-is-unavailable] を見て下さい。 |
上記の方法で起動時に {{ic|*ERROR* EDID checksum is invalid}} エラーが発生する場合、[[KMS#モードの強制と EDID]] や [http://askubuntu.com/questions/201081/how-can-i-make-linux-behave-better-when-edid-is-unavailable] を見て下さい。 |
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− | また、{{ic|xrandr --addmode}} で {{ic|X Error of failed request: BadMatch}} というエラーが表示されることがありますが、この場合も EDID のチェックサムが間違っています。詳しく確認したい場合、verbose モードで X を起動して (例: {{ic|startx -- -logverbose 6}})、Xorg のログに EDID に関するメッセージが出力されていないかチェックしてください。NVIDIA のカードを使っている場合は [[NVIDIA# |
+ | また、{{ic|xrandr --addmode}} で {{ic|X Error of failed request: BadMatch}} というエラーが表示されることがありますが、この場合も EDID のチェックサムが間違っています。詳しく確認したい場合、verbose モードで X を起動して (例: {{ic|startx -- -logverbose 6}})、Xorg のログに EDID に関するメッセージが出力されていないかチェックしてください。NVIDIA のカードを使っている場合は [[NVIDIA/トラブルシューティング#xrandr BadMatch]] を読むことを推奨します。 |
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+ | ==== 点滅後に画面の解像度が戻ってしまう ==== |
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+ | EDID が存在しないモニターで [[GNOME]] を使っている場合、上記の[[#検出されない解像度を追加する]]方法が機能しないことがあります。{{ic|xrandr --output}} を実行した後に画面が点滅して解像度がリセットされます。 |
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+ | {{ic|~/.config/monitors.xml}} を修正するか、ファイルを完全に削除してから再起動してください。 |
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+ | 詳しくは [http://unix.stackexchange.com/questions/184941/gnome-prevents-high-resolution-vga-without-edid-info-over-vga こちら] の記事を参照。 |
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=== 検出されない解像度を永続的に追加 === |
=== 検出されない解像度を永続的に追加 === |
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EndSection}} |
EndSection}} |
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− | {{ic|intel}} は適当なドライバーに置き換えてください。例: {{ic|nvidia}}。 |
+ | {{ic|intel}} は適当なドライバーに置き換えてください。例: {{ic|nvidia}}。X サーバーを再起動すれば、新しい解像度が設定できるようになるはずです。 |
+ | |||
+ | 上手く行かない場合、Screen と Device セクションを削除して Monitor セクションだけにしてみてください [https://bbs.archlinux.org/viewtopic.php?id=225134]。 |
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=== 解像度が低い === |
=== 解像度が低い === |
2017年10月26日 (木) 01:15時点における版
xrandr は RandR X Window System 拡張の公式設定ユーティリティです。xrandr を使うことで画面のサイズや向き、反射などを設定できます。マルチモニターの設定についてはマルチディスプレイのページを見て下さい。
目次
インストール
xorg-xrandr をインストールしてください。arandr や lxrandr などのグラフィカルフロントエンドもインストールできます。
設定のテスト
何もオプションを付けずに実行すると、xrandr はシステムで利用可能な出力端子の名前 (LVDS
, VGA-0
, など) と各端子で利用できる解像度を表示します (現在の解像度は *
、推奨解像度は +
が後ろに付きます):
xrandr
Screen 0: minimum 320 x 200, current 1440 x 900, maximum 8192 x 8192 VGA disconnected (normal left inverted right x axis y axis) LVDS connected (normal left inverted right x axis y axis) 1440x900 59.9*+ 1280x854 59.9 1280x800 59.8 ...
xrandr を使うことで特定の出力端子で解像度を設定できます (上記のリストに存在する解像度である必要があります):
$ xrandr --output LVDS --mode 1280x800
リストに複数のリフレッシュレートがある場合 (上記の例では存在しません)、--rate
オプションを使うことで同時に、または個別にリフレッシュレートを変更できます。例:
$ xrandr --output LVDS --mode 1280x800 --rate 75
--auto
オプションは特定の出力がオフになっている場合にオンに変えて最大解像度を設定します:
$ xrandr --output LVDS --auto
1回のコマンドで複数の出力端子を指定することもできます。例えば LVDS
をオフにして HDMI-0
を最大解像度でオンするには:
$ xrandr --output LVDS --off --output HDMI-0 --auto
設定
xrandr は RandR 拡張のシンプルなインターフェイスであり設定ファイルが存在しません。しかしながら、永続的な設定を行う方法が複数存在します:
- RandR 拡張は X の設定ファイルで設定できます。詳しくは マルチディスプレイ#RandR を参照してください。この方法では静的な設定だけが可能です。
- 動的な設定が必要な場合、X サーバーを起動するたびに xrandr コマンドを実行するようにしてください。詳しくは自動起動#グラフィカルを参照。この方法の欠点は起動プロセスに遅延が発生するということで、ディスプレイマネージャを使用している場合、ディスプレイマネージャの解像度を変更することはできません。
- xrandr を呼び出すカスタムスクリプトを特定のイベント (例えば外部モニターが接続された時) で実行することもできます。詳しくは acpid を見て下さい。#スクリプト セクションに役に立つようなサンプルスクリプトをいくつか記載しています。
スクリプト
例 1
このスクリプトは外部モニター ($extern
で指定) とデフォルトのモニター ($intern
で指定) を切り替えます。つまり一度にどちらか片方のモニターだけを使うようにします。
スクリプトを実行するときはデフォルトのモニター ($intern
で指定) が接続されているようにしてください。ノートパソコンなら常時接続されているはずです。
#!/bin/bash intern=LVDS1 extern=VGA1 if xrandr | grep "$extern disconnected"; then xrandr --output "$extern" --off --output "$intern" --auto else xrandr --output "$intern" --off --output "$extern" --auto fi
例 2
このスクリプトは外部モニター ($EXT
で指定) のオンオフだけを切り替えます。デフォルトのモニターはオンのままにします ($IN
で指定)。
スクリプトを実行するときはデフォルトのモニター ($IN
で指定) が接続されているようにしてください。ノートパソコンなら常時接続されているはずです。
#!/bin/bash IN="LVDS1" EXT="VGA1" if (xrandr | grep "$EXT disconnected"); then xrandr --output $IN --auto --output $EXT --off else xrandr --output $IN --auto --primary --output $EXT --auto --right-of $IN fi
例 3
このスクリプトは接続されているモニターを順繰りに切り替えます。現在アクティブなモニターを選択して、次のモニターをオンにして他のモニターはオフにします:
# get info from xrandr connectedOutputs=$(xrandr | grep " connected" | sed -e "s/\([A-Z0-9]\+\) connected.*/\1/") activeOutput=$(xrandr | grep -E " connected (primary )?[1-9]+" | sed -e "s/\([A-Z0-9]\+\) connected.*/\1/") # initialize variables execute="xrandr " default="xrandr " i=1 switch=0 for display in $connectedOutputs do # build default configuration if [ $i -eq 1 ] then default=$default"--output $display --auto " else default=$default"--output $display --off " fi # build "switching" configuration if [ $switch -eq 1 ] then execute=$execute"--output $display --auto " switch=0 else execute=$execute"--output $display --off " fi # check whether the next output should be switched on if [ $display = $activeOutput ] then switch=1 fi i=$(( $i + 1 )) done # check if the default setup needs to be executed then run it echo "Resulting Configuration:" if [ -z "$(echo $execute | grep "auto")" ] then echo "Command: $default" `$default` else echo "Command: $execute" `$execute` fi echo -e "\n$(xrandr)"
例 3a
このスクリプトは xrandr の全ての出力端子を順繰りに確認します。モニターが接続されていれば、最大解像度を確認して前のデイスプレイの右に配置します。srandrdAUR と i3-wm で使用する例:
~/.xprofile
srandrd ~/.i3/detect_displays.sh
#!/bin/bash XRANDR="xrandr" CMD="${XRANDR}" declare -A VOUTS eval VOUTS=$(${XRANDR}|awk 'BEGIN {printf("(")} /^\S.*connected/{printf("[%s]=%s ", $1, $2)} END{printf(")")}') declare -A POS #XPOS=0 #YPOS=0 #POS="${XPOS}x${YPOS}" POS=([X]=0 [Y]=0) find_mode() { echo $(${XRANDR} |grep ${1} -A1|awk '{FS="[ x]"} /^\s/{printf("WIDTH=%s\nHEIGHT=%s", $4,$5)}') } xrandr_params_for() { if [ "${2}" == 'connected' ] then eval $(find_mode ${1}) #sets ${WIDTH} and ${HEIGHT} MODE="${WIDTH}x${HEIGHT}" CMD="${CMD} --output ${1} --mode ${MODE} --pos ${POS[X]}x${POS[Y]}" POS[X]=$((${POS[X]}+${WIDTH})) return 0 else CMD="${CMD} --output ${1} --off" return 1 fi } for VOUT in ${!VOUTS[*]} do xrandr_params_for ${VOUT} ${VOUTS[${VOUT}]} done set -x ${CMD} set +x
例 4 - xrasengan を使って X のクラッシュを防ぐ
DisplayPort モニターでよくなる、モニターがサスペンドモードになって接続されていないと表示される場合、以下の方法を使って接続されている出力端子をオンにしてください:
declare -i count=2 declare -i seconds=1 while ((count)); do xrandr >/dev/null sleep $seconds ((count--)) done
xrasengan は上記のワークアラウンドを組み込んだ xrandr ラッパーです:
$ xrasengan --force -on DisplayPort-0 -off HDMI-0
--force
オプションを付けると、xrasengan は HDMI-0 がオフになる前に全ての出力端子の状態を更新して、それが唯一接続されていた出力端子だった場合に X がクラッシュするのを防ぎます。
現在の設定をリロードしたいときは、xrasengan の --try-reload-active-layout
オプションを使います。--force
と arandr パッケージの unxrandr を利用してコマンドラインを組み立てます:
$ xrasengan --try-reload-active-layout
上記のコマンドを systemd ユニットやキーボードのバインドで使うことで、DisplayPort モニターがサスペンドから復帰したときに画面が落ちるのを防ぐことができます。
トラブルシューティング
検出されない解像度を追加する
ハードウェアやドライバーにバグがあるために、モニターの適切な解像度が xrandr によって検出されないことがあります。例えば、モニターの EDID データブロックが間違っていることが考えられます。その場合でも、適当な解像度を xrandr に追加することができます。
まず gtf
か cvt
を実行して希望の解像度の Modeline を取得します:
$ cvt 1280 1024
# 1280x1024 59.89 Hz (CVT 1.31M4) hsync: 63.67 kHz; pclk: 109.00 MHz Modeline "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync
次に新しい xrandr のモードを作成します。Modeline キーワードは抜かす必要があるので注意してください。
$ xrandr --newmode "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync
モードを作成した後、この新しいモードを現在の出力 (VGA1) に追加してください。先にパラメータを設定したので、モードの名前だけで使うことができます。
$ xrandr --addmode VGA1 1280x1024_60.00
そして画面の解像度を追加した解像度に変更します:
$ xrandr --output VGA1 --mode 1280x1024_60.00
上記の設定は現在のセッションでのみ有効なので注意してください。
テストする解像度について確信が持てない場合、以下のように sleep 5
を追加することで安全に解像度を変更できます:
$ xrandr --output VGA1 --mode 1280x1024_60.00 && sleep 5 && xrandr --newmode "1024x768-safe" 65.00 1024 1048 1184 1344 768 771 777 806 -HSync -VSync && xrandr --addmode VGA1 1024x768-safe && xrandr --output VGA1 --mode 1024x768-safe
また、VGA1
は適当な出力端子の名前に置き換えてください。
EDID checksum is invalid
上記の方法で起動時に *ERROR* EDID checksum is invalid
エラーが発生する場合、KMS#モードの強制と EDID や [1] を見て下さい。
また、xrandr --addmode
で X Error of failed request: BadMatch
というエラーが表示されることがありますが、この場合も EDID のチェックサムが間違っています。詳しく確認したい場合、verbose モードで X を起動して (例: startx -- -logverbose 6
)、Xorg のログに EDID に関するメッセージが出力されていないかチェックしてください。NVIDIA のカードを使っている場合は NVIDIA/トラブルシューティング#xrandr BadMatch を読むことを推奨します。
点滅後に画面の解像度が戻ってしまう
EDID が存在しないモニターで GNOME を使っている場合、上記の#検出されない解像度を追加する方法が機能しないことがあります。xrandr --output
を実行した後に画面が点滅して解像度がリセットされます。
~/.config/monitors.xml
を修正するか、ファイルを完全に削除してから再起動してください。
詳しくは こちら の記事を参照。
検出されない解像度を永続的に追加
xrandr
を使って適当な解像度が見つかったら、/etc/X11/xorg.conf.d/
にエントリを追加することでモードを永続的に追加することができます:
/etc/X11/xorg.conf.d/10-monitor.conf
Section "Monitor" Identifier "VGA1" Modeline "1280x1024_60.00" 109.00 1280 1368 1496 1712 1024 1027 1034 1063 -hsync +vsync Option "PreferredMode" "1280x1024_60.00" EndSection Section "Screen" Identifier "Screen0" Monitor "VGA1" DefaultDepth 24 SubSection "Display" Modes "1280x1024_60.00" EndSubSection EndSection Section "Device" Identifier "Device0" Driver "intel" EndSection
intel
は適当なドライバーに置き換えてください。例: nvidia
。X サーバーを再起動すれば、新しい解像度が設定できるようになるはずです。
上手く行かない場合、Screen と Device セクションを削除して Monitor セクションだけにしてみてください [2]。
解像度が低い
ビデオカードは認識されるのに解像度が低い場合、以下の方法を試すことができます。
例: ATI X1550 ベースのビデオカードと2つの液晶モニター DELL 2408 (最大解像度: 1920x1200) と Samsung 206BW (最大解像度: 1680x1050) を使用。インストール後の最初のログイン時に、デフォルトの解像度が 1152x864 になる。xrandr でも 1152x864 以上の解像度が表示されない。/etc/X11/xorg.conf
を編集して、仮想スクリーンのセクションを追加して、ログアウト・ログインしても上手く解像度が設定されない。
xorg.conf
を変更:
/etc/X11/xorg.conf
Section "Screen" ... SubSection "Display" Virtual 3600 1200 EndSubSection EndSection
数字について: DELL を左に Samsung を右に配置しているため、液晶ディスプレイの横幅の合計は 3600=1920+1680 になり、高さはディスプレイの高い方に合わせて、max(1200,1050)=1200 となります。他のディスプレイの上に液晶ディスプレイを配置する場合、次のように計算します: (max(width1, width2), height1+height2)。
オーバースキャンが発生するテレビ解像度の補正
薄型テレビではオーバースキャンによって画像が大きく表示され端のほうが切れてしまうことがあります。
テレビの設定で問題を解決できないか確認してください。テレビの設定でどうにもならない場合、underscan
を適用して境界値を変更してください。使用しているテレビによって適切な underscan vborder
と underscan hborder
の値は変わります。自分の目で確認しながら値を増減させてください:
$ xrandr --output HDMI-0 --set underscan on --set "underscan vborder" 25 --set "underscan hborder" 40
HDMI のフル RGB
Intel のドライバーでは HDMI モニターの出力が正しく設定されないことがあります。Broadcast RGB プロパティ によって色諧調が狭くなると (16-235)、黒が黒ではなく灰色のようになります。
次のコマンドを実行して確認してください:
$ xrandr --output HDMI1 --set "Broadcast RGB" "Full"