「Fuseiso」の版間の差分

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''fuseiso'' コマンドラインプログラムは [[wikipedia:Filesystem_in_Userspace|FUSE]] を使用して通常ユーザーで [[wikipedia:ISO_9660|ISO]] ディスクイメージをマウントできるようにするシンプルなツールです。''fuseiso'' ツールではパターンによって自動的にディレクトリを作成することはなく、あくまで {{ic|.iso}}, {{ic|.nrg}}, {{ic|.bin}}, {{ic|.mdf}}, {{ic|.img}} などの光学ディスクイメージをマウントすることに特化しています。
 
''fuseiso'' コマンドラインプログラムは [[wikipedia:Filesystem_in_Userspace|FUSE]] を使用して通常ユーザーで [[wikipedia:ISO_9660|ISO]] ディスクイメージをマウントできるようにするシンプルなツールです。''fuseiso'' ツールではパターンによって自動的にディレクトリを作成することはなく、あくまで {{ic|.iso}}, {{ic|.nrg}}, {{ic|.bin}}, {{ic|.mdf}}, {{ic|.img}} などの光学ディスクイメージをマウントすることに特化しています。
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イメージをマウントするときの構文は:
 
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# fuseiso ''source_imagefile'' ''destination_directory''
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$ fuseiso ''source_imagefile'' ''destination_directory''
   
 
マウントポイントは書き込みができる場所であり、他のファイルやデバイスがマウントされていない必要があります。
 
マウントポイントは書き込みができる場所であり、他のファイルやデバイスがマウントされていない必要があります。

2018年4月20日 (金) 00:40時点における最新版

fuseiso コマンドラインプログラムは FUSE を使用して通常ユーザーで ISO ディスクイメージをマウントできるようにするシンプルなツールです。fuseiso ツールではパターンによって自動的にディレクトリを作成することはなく、あくまで .iso, .nrg, .bin, .mdf, .img などの光学ディスクイメージをマウントすることに特化しています。

インストール

fuseiso パッケージをインストールしてください。

基本機能

ISO イメージのマウント

イメージをマウントするときの構文は:

$ fuseiso source_imagefile destination_directory

マウントポイントは書き込みができる場所であり、他のファイルやデバイスがマウントされていない必要があります。

利用可能なオプションを確認するには fuseiso -h を実行してください。

アンマウント

イメージをアンマウントするには、fusermount -u mountpoint を使います。pumountumount などの他のアンマウントツールでも問題ありません。fusermount -u コマンドを使うことで、他のマウントツールでマウントしたストレージデバイスを切断することもできます。

GNOME Files を使う

GNOME を使っている場合、Nautilus のコンテキストメニューから簡単に fuseiso を使うことができます。まず filemanager-actions パッケージをインストールして、以下のスクリプトを好きなフォルダに保存してください (例: /usr/local/bin/):

filemanager-actions-iso-mount.sh
 #!/bin/bash
 
 FILE=$(basename "$1")
 MOUNTPOINT="$HOME/Desktop/$FILE"
 
 fuseiso -p "$1" "$MOUNTPOINT"
filemanager-actions-iso-umount.sh
 #!/bin/bash
 
 FILE=$(basename "$1")
 MOUNTPOINT="$HOME/Desktop/$FILE"
 
 fusermount -u "$MOUNTPOINT"

そしてスクリプトに実行可能属性を付与します:

chmod +x /path_to_scripts/filemanager-actions-iso-*

fma-config-tool を起動してください (System > Preferences > Nautilus Actions Configuration)。

以下の設定で新しいアクションを追加します:

  • Label: Mount ISO
  • Icon: お好きな記号を選んでください (例: gtk-cdrom)
  • Path: /path_to_scripts/filemanager-actions-iso-mount.sh
  • Parameters: %F
  • Working directory: %d
  • Basenames: *.iso ; *.nrg ; *.bin ; *.img ; *.mdf (for each add a seperated entry)
  • Match case: "must match one of"
  • Mimetypes: */*

上記のアクションを使うことで ISO イメージをデスクトップにマウントすることができます。~/Desktop に ISO の名前のフォルダが作成されます。fuseiso はそのフォルダに ISO をマウントします。

さらにアンマウントするアクションも追加:

  • Label: Unmount ISO
  • Icon: お好きな記号を選んでください (例: gtk-cdrom)
  • Path: /path_to_scripts/filemanager-actions-iso-umount.sh
  • Parameters: %F
  • Working directory: %d
  • Basenames: *.iso ; *.nrg ; *.bin ; *.img ; *.mdf (for each add a seperated entry)
  • Match case: "must match one of"
  • Mimetypes: */*

上記のアクションはマウントした ISO をアンマウントしてデスクトップからフォルダを削除します。

Files でイメージを右クリックして Mount ISO を選択するだけでイメージをマウントできるようにするため、ログアウトする必要があることがあります。アンマウントするときは、デスクトップ上の適当なディレクトリを右クリックして Unmount ISO を選択してください。

nemo

nemo はファイルマネージャとして右クリックで iso をマウントする機能が組み込まれています。USB ドライブと同じように、マウントされた ISO のアイコンをクリックすることでアンマウントできます。