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+ | カーソルが小さかったりテキストが整列されない問題を修正するため、公式リポジトリの {{Pkg|ttf-liberation}} か [[AUR]] の {{AUR|ttf-ms-fonts}} と公式リポジトリの {{Pkg|ttf-freefont}}{{Broken package link|パッケージが存在しません}} をインストールしてください。 |
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+ | Abiword のデフォルトスタイルを変更したい場合、新しいドキュメントを開いて、必要に応じて変更し、''normal.awt'' という名前で {{ic|$HOME/.AbiSuite/templates}} ディレクトリに保存してください。新しいドキュメントは作成したテンプレートを使うようになります。 |
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+ | 上記の方法は Abiword 3.0 では使えません。以下のようにしてください: |
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+ | 新しいドキュメントを開き、メニューから Format -> Create and Modify Styles... を選択して、Normal スタイルを自由に修正して、{{ic|~/normal.awt}} に保存してから、次を実行: |
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+ | Abiword のデフォルトキーバインドを変更する方法は [http://www.abisource.com/wiki/Keyboard_bindings this wiki post] を見て下さい。 |
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+ | {{Pkg|abiword}} パッケージには LaTeX のコードをドキュメントに挿入する機能が付いています。数学記号を正しく表示するには、[http://movementarian.org/latex-xft-fonts-0.1.tar.gz latex-xft-fonts] をダウンロードして {{ic|/usr/share/fonts}} ディレクトリに保存する必要があります。フォントをインストールするには、tarball を解凍して次のコマンドを実行して下さい: |
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+ | 何らかの理由で、Abiword と libgnomeprint は上手く組み合わされていません。{{ic|.abw}} のデフォルトテンプレートが印刷するときにプログラムをクラッシュさせています。{{ic|.rtf}} フォーマットを使うように Abiword を設定すること解決します。以下の手順に従えば、デフォルトの保存フォーマットが {{ic|.rtf}} に設定され Abiword は {{ic|.rtf}} ファイルをデフォルトテンプレートとして使用します。 |
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+ | {{ic|~/.AbiSuite/AbiWord.Profile}} を開いて以下の行を二番目の <scheme> セクションに挿入してください。 |
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+ | DefaultSaveFormat=".rtf" |
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+ | <Scheme |
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+ | name="_custom_" |
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+ | ZoomPercentage="64" |
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+ | DefaultSaveFormat=".rtf" |
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+ | 次にデフォルトテンプレートを変更する必要があります。以下の手順を正確に実行して下さい。 |
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+ | # Abiword を開いて空のドキュメントを {{ic|~/.AbiSuite/templates/}} に {{ic|normal.rtf}} という名前で保存。ディレクトリが存在しない場合は作成してください。 |
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+ | # ファイルの名前を ''normal.awt'' に変更。 |
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+ | ただ空の {{ic|.awt}} ファイルを保存してはいけません。上記の方法を使うときは {{ic|.rtf}} テンプレートを使用するように Abiword を設定する必要があります。 |
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+ | Abiword と libgnomeprint の衝突が解決されれば、上記の手順は必要なくなります。 |
2019年9月25日 (水) 23:53時点における最新版
Abiword は LibreOffice Writer や OpenOffice Writer の代わりとなる軽量なワードプロセッサです。軽量でありながらしっかり機能します。Abiword は ODF ドキュメント, Microsoft Word ドキュメント, WordPerfect ドキュメント, Rich Text Format ドキュメント, HTML ウェブページなど多数の文章形式をサポートしています。
インストール
abiword パッケージをインストールしてください。スペルチェック用の辞書をインストールしたい場合、英語の辞書は aspell-en パッケージに入っています。
カーソルが小さかったりテキストが整列されない問題を修正するため、公式リポジトリの ttf-liberation か AUR の ttf-ms-fontsAUR と公式リポジトリの ttf-freefont[リンク切れ: パッケージが存在しません] をインストールしてください。
テンプレート
Abiword のデフォルトスタイルを変更したい場合、新しいドキュメントを開いて、必要に応じて変更し、normal.awt という名前で $HOME/.AbiSuite/templates
ディレクトリに保存してください。新しいドキュメントは作成したテンプレートを使うようになります。
上記の方法は Abiword 3.0 では使えません。以下のようにしてください:
新しいドキュメントを開き、メニューから Format -> Create and Modify Styles... を選択して、Normal スタイルを自由に修正して、~/normal.awt
に保存してから、次を実行:
# mv ~/normal.awt /usr/share/abiword-3.0/templates/
同じように /usr/share/abiword-3.0/templates/
の他のスタイルも修正できます。
文法チェック
Edit>Preferences>Spell Checking>Automatic grammar checking から文法チェックを有効にして下さい。
キーバインドの変更
Abiword のデフォルトキーバインドを変更する方法は this wiki post を見て下さい。
上記の方法が上手くいかない場合、/usr/share/abiword-3.0/system.profile
の中の SystemDefaults
タグに KeyBindings="viEdit"
を追加して下さい。
LaTeX フォント
abiword パッケージには LaTeX のコードをドキュメントに挿入する機能が付いています。数学記号を正しく表示するには、latex-xft-fonts をダウンロードして /usr/share/fonts
ディレクトリに保存する必要があります。フォントをインストールするには、tarball を解凍して次のコマンドを実行して下さい:
# fc-cache -fv
トラブルシューティング
印刷ダイアログがクラッシュする
何らかの理由で、Abiword と libgnomeprint は上手く組み合わされていません。.abw
のデフォルトテンプレートが印刷するときにプログラムをクラッシュさせています。.rtf
フォーマットを使うように Abiword を設定すること解決します。以下の手順に従えば、デフォルトの保存フォーマットが .rtf
に設定され Abiword は .rtf
ファイルをデフォルトテンプレートとして使用します。
~/.AbiSuite/AbiWord.Profile
を開いて以下の行を二番目の <scheme> セクションに挿入してください。
DefaultSaveFormat=".rtf"
以下のようになるはずです:
<Scheme name="_custom_" ZoomPercentage="64" DefaultSaveFormat=".rtf" />
次にデフォルトテンプレートを変更する必要があります。以下の手順を正確に実行して下さい。
- Abiword を開いて空のドキュメントを
~/.AbiSuite/templates/
にnormal.rtf
という名前で保存。ディレクトリが存在しない場合は作成してください。 - ファイルの名前を normal.awt に変更。
ただ空の .awt
ファイルを保存してはいけません。上記の方法を使うときは .rtf
テンプレートを使用するように Abiword を設定する必要があります。
Abiword と libgnomeprint の衝突が解決されれば、上記の手順は必要なくなります。