「F2FS」の版間の差分
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+ | Linux 4.2以降、F2FS はファイル暗号化をネイティブでサポートしています。 暗号化はディレクトリレベルで適用され、ディレクトリごとに異なる暗号化キーを使用できます。 これは、ブロックデバイスレベルの暗号化である [[dm-crypt]] と、スタック暗号化ファイルシステムである [[eCryptfs]] のどちらとも異なります。 F2FS のネイティブ暗号化サポートを使用するには、[[fscrypt]] の記事を参照してください。 |
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== トラブルシューティング == |
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2019年12月13日 (金) 10:33時点における版
関連記事
F2FS (Flash-Friendly File System) は NAND フラッシュメモリに最適化されたファイルシステムです。F2FS はカーネル 3.8 からサポートされています。
目次
F2FS パーティションの作成
F2FS パーティションを作成するには、公式リポジトリから f2fs-tools パッケージをインストールする必要があります。
パーティションの作成:
# mkfs.f2fs /dev/sdxY
/dev/sdxY の部分は F2FS のフォーマット対象ボリュームです。
F2FS パーティションのマウント
マウントする前に F2FS カーネルモジュールをロードする必要があるかもしれません。root で次を実行してください:
# modprobe f2fs
これでパーティションをマウントすることができます:
# mount -t f2fs /dev/sdxY /mnt
F2FSファイルシステムの拡大
ファイルシステムをアンマウント時には、パーティションを拡張すると、ファイルシステムを拡大することができます。縮小は現在サポートされていません 。
まず、パーティショニングツール を使用してパーティションのサイズを変更します。たとえば、parted
を実行して、print
コマンドを実行した時の出力が次のようになっているとします。
Number Start End Size File system Name Flag 1 1049kB 106MB 105MB fat32 EFI system partition boot, esp 2 106MB 11,0GB 10,9GB ext4 3 11,0GB 12,3GB 1322MB f2fs 4 31,0GB 31,3GB 261MB ext4
f2fs
パーティションのサイズを変更して4番目のスペースまでの全スペースを使用するには、resizepart 3 31GB
と exit
を実行します。次に以下のようにして、ファイルシステムを拡張して新しいパーティションを埋めることができます。
# resize.f2fs /dev/sdxY
ここで、/dev/sdxY
は変更対象のF2FSボリュームになります。サポートされているオプションについては resize.f2fs(8) を参照してください。
チェックと修復
f2fs パーティションのチェックと修復は f2fs-tools に含まれている fsck.f2fs
で行うことができます。詳しくは man ページを見てください。
ファイルベースの暗号化サポート
Linux 4.2以降、F2FS はファイル暗号化をネイティブでサポートしています。 暗号化はディレクトリレベルで適用され、ディレクトリごとに異なる暗号化キーを使用できます。 これは、ブロックデバイスレベルの暗号化である dm-crypt と、スタック暗号化ファイルシステムである eCryptfs のどちらとも異なります。 F2FS のネイティブ暗号化サポートを使用するには、fscrypt の記事を参照してください。
トラブルシューティング
GRUBで /boot
パーティションにF2FSを使用する
F2FSファイルシステムのサポートは、まだリリースされていない GRUB バージョン2.03に追加されました。 現時点では、ブートローダを互換性のあるファイルシステムでフォーマットされた別の /boot
パーティションにインストールする必要があります。 GRUB#F2FSと他のサポートされていないファイルシステムを見てください